響きまくる詞に人生を救われた名曲
人間!
つまずくのは恥ずかしいことじゃない!
立ち上がらない事が…恥ずかしいんだぞ!
生きていればいろいろなことが起こる。
楽しいことや嬉しいことばかりではない。
むしろ辛いこと、苦しいこと、嫌なことの方が多いくらいだ。
人は弱いからその都度立ち止まり、すぐにうずくまってしまう。
だがいつまでもうずくまってばかりはいられない。
そこから立ち上がり、自分の足でまた歩き出さなくてはいけない。
そんな時に聴きたい一曲。
本稿では、自らを奮い立たせたい時に聴きたい曲をご紹介しようと思う。
B'z『MOVE』
『ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜/MOVE』はB'zの19作目のシングル。
1996年3月にVERMILLION RECORDSより発売された。
B'z初の両A面シングル。
B'zの公式両A面シングルは本作と46thシングル『イチブトゼンブ/DIVE』。
53rdシングル『声明/Still Alive』の3作品のみである。
両A面となった理由は松本曰く「順番が関係ないくらいにどちらもいい曲」。
なおシングル盤には「1st beat」「2nd beat」の区別した表示はなく、当時の会報誌には「ダブル1st beat」と記載されていた。
『ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜』は自身初のアニメタイアップ曲。
アニメの放送開始に合わせて、タイアップ用の限定ジャケットも発売された。
ケースにはかの勝新太郎氏からプレゼントされたテンガロンハットの写真が載せられている。
松本氏は今作について「派手なイメージが付いた『LOVE PHANTOM』の次のシングルということは意識して製作に入った」とコメントしており、両曲とも8ビートの曲になっている。
なお、両曲ともオリジナル・アルバムには未収録。
1995年の12月からすでにベネッセ「進研ゼミ中学講座」CMソングとしてオンエアされており、このCMには、当時はまだ中学生だったバスケットボール選手の田臥勇太氏が出演していた。
曲自体についてメンバーは「リフ命の80年代LAメタル風」と評しており、「自分たちがリアルタイムで聴いてきたもの、その影響が強い」とコメントしている。
また「ライブ向けの曲」ともコメントしている。
PVとして『Real Thing Shakes』のレコーディング時の映像が使用されていたが、ベスト・アルバム『B'z The Best XXV 1988-1998』の初回限定盤に付属している特典DVDには、『B'z LIVE-GYM '96 "Spirit LOOSE"』の映像が収録された。
前述の通りオリジナル・アルバムには未収録ではあるが、1998年に発売されたベスト・アルバム『B'z The Best "Pleasure"』及び、『B'z The Best "Treasure"』にも収録されなかったためアルバム未収録の状態が続いたが、2000年発売のマスト・アルバム『B'z The "Mixture"』に収録され、アルバム初収録となった。
また、ベスト・アルバム『B'z The Best XXV 1988-1998』にも収録されている。
B'zから学んだ克己心
この曲が発表されたのは1996年だから、今から35年ほど前のことになる。
まだまだ青二才にも満たない若造だったが、耳が痛くなりながらも力強い言葉に何度も励まされた。
「どうしてこんなにつらいのボクだけ?」
被害者意識に侵される
他人がひどくうらやましい そんな自分に
Oh 腹立つ毎日 手に負えない相乗効果
「どうしてこんなにつらいのボクだけ?」
何度も感じたこの気持ちが、被害者意識だったことに気づかせてくれたのがこのフレーズだ。
今となっては、ただ力の抜き方を知らなかっただけのような気もするが、他人を羨むだけでは何も起こらないことは学んだ。
Oh 寝て暮らすのも 街を捨てるのも
恋に溺れるのも このボクの自由
何をとまどうの ボクは今? なんでもありの人生の中で
ひとりよがりの悩みなど
ほうり投げたら 醜態(しゅうたい)を見せよう
がむしゃらな日々は報われる
思いやり無きはバチ当たり
時の流れさえついてくる
自分で進みゃついてくる
MOVE ON,MOVE ON,NOW
「ひとりよがりの悩み」とは要らぬプライドのことである。
どうしても人は、他人に自分を良く見せようとする。
そういう感情はなかなか捨てられない。
ただ、そんなプライドに囚われている人間が成功しているのを、見たことがない。
がむしゃらに自分自身を追求した人間のみが、成功を手にすることができているように思う。
一度は捨て切ったと思っていた要らぬプライド。
歳を重ねるごとに、自分の中に復活しかかっているのを感じる。
そんなだからいけないんだな。
最近全然聴いていなかったが、久しぶりにB'z三昧でもしてみようかと思う。
そうしたらまた、わいてきた要らぬプライドを捨てられるような気がする。
☆今すぐApp Storeでダウンロード⤵︎