明日ではなく今日。
今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。
安岐ナツキ(ソードアート・アイランドⅡより)
『ソードアート・アイランドⅡ』第7話「紅の記憶」でのヒトコマ。
安岐ナツキは『ソードアート・オンラインⅡ《SAO》』(ファントム・バレット編)から登場する看護師。
眼鏡が似合う美人。
年齢は不詳だが、作中のセリフから菊岡誠二郎よりは年下の模様。
キリト(桐ヶ谷和人)とは《SAO》クリア後に彼のリハビリを担当したことから顔馴染み。
正式な身分は陸上自衛隊の二等陸曹。
なお、看護師資格は自衛隊付属の看護学院で取得したものなので看護師であることは嘘ではない。
キリトが「死銃事件」調査のため《GGO》に赴く際、菊岡の要請でダイブ中のキリトのモニタリングを担当している。
その際、《SAO》内で起きた凄惨な事件を忘れてしまっていたことに嘆くキリト(桐ヶ谷和人)を、慰め投げかけられた言葉。
人ってそれが忘れるべきことなら
ちゃんと忘れてしまえるんじゃないかな
忘れたいと思いすらしないで
だってさ
忘れたいと思う回数が多ければ多いほど
むしろ その記憶は強く確かなものになっていくでしょう?
なら心の奥底
無意識の中では 本当は忘れちゃいけないんだって思ってるんじゃないかな
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人は忘却の生き物だ。
忘れることができるから、生きてゆける。
どんなに辛いことでも、忘れることができるから人は生きてゆける。
だが本当にそうなのだろうか?
忘れられないトラウマのひとつやふたつ、誰しも抱えているものではないのか?
それをどう扱ったらいいのかわからないから、見て見ぬふりをしているだけではないのか?
いつかは忘れられるなんて綺麗事だ。
時間は解決してくれない。
思い出すのも辛いこと、嫌なことに向き合ってこそ、はじめて忘れられる第一歩を踏み出すことが出来るのである。
もちろんそれが辛ければ辛いほど、忘れるためには時間が必要だろう。
それがいわゆる、時間が解決してくれるということなのだ。
だがそれは、結果的に時間が掛かっただけであって、実際に解決しているのは紛れもなく自分自身の心なのである。
時間の経過が結果に直結したわけではない。
目を逸らさず、逃げずに向き合った者のみが、過去を忘れるべきものに変えることができるのだ。
この言葉を受けたキリト(桐ヶ谷和人)自身も、忘れられない苦しみに対して、こんな答えを導き出している。
受け止め 考え続ける
その先に待っているものこそが、精神の解放であり、自由である。
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