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ioritorei’s blog

完全趣味の世界

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はじめて聴いた時より今の方がずっと魅力的な名曲シリーズ vol.9【Hello, my friend / 松任谷由実】(1994年)

 

1994年

Hello, my friend(Good-bye friend) / 松任谷由実

 

 

はじめて聴いた時より今の方がずっと魅力的な名曲シリーズ

 

 

ふと懐かしい音楽を耳にすることがある。

TVやラジオで流れてくる懐かしい曲の数々。

時に「あれ?こんな良い曲だったかな?」なんて感じる曲も中にはあったりするから音楽は面白い。

本稿ではそんな「はじめて聴いた時より今の方がずっと魅力的な名曲」ばかりを取り上げていこうと思う。

 

 

 

『Hello, my friend』(『Good-bye friend』)とは

 

 

『Hello, my friend』松任谷由実(ユーミン)さんの25枚目のシングル。

1994年7月27日に東芝EMIからリリースされた。

26枚目のオリジナルアルバム『THE DANCING SUN』にはalbum mixを収録。

フジテレビ系月9ドラマ『君といた夏』主題歌。

「ストアがたたみだす」晩夏の情景を歌っている作品である。

3サビの部分でCDでは「君を失くしてから」と歌っている部分を、「今は誰もいない」と歌っているものが君といた夏の劇中で使われたことがある。

前作の真夏の夜の夢に続きオリコン1位・ミリオンセラーを記録している。

またカップリング曲である『Good-bye friend』は、今は亡き友人を歌ったナンバー。

君といた夏の劇中歌でユーミン夫妻と親交があったアイルトン・セナの死を悼んで作られた曲。

元々は『Good-bye friend』の方が主題歌として予定されていたが、ドラマのイメージに合わないということで、サビの部分以外作り直された。
オリコンチャートでは初登場で首位を獲得後、2週目・3週目は2位に下がったが4週目に返り咲き首位を獲得し、通算2週1位を獲得した。

登場週数は15週、累計135.7万枚のセールスを記録。

 

 

Hello,my friend

Hello,my friend

 

 

Hello, my friend

Hello, my friend

 

 

 

後に知る込められた想い

 

 

元々名曲である本作を何故選んだかというと、それは発表当時まだ制作秘話を知らなかったからである。

後にラジオか何かの曲紹介で、本作へ込められた想いと本当の意味を知ることになる。

そして何故2曲並んでいるかといえば、前述した通り、本来ならセナの追悼曲として制作されたのは『Good-bye friend』だったからだ。

しかし今では『Hello, my friend』も同じ扱いを受けている。

故にこの2曲はそれぞれ違いはあれど、同じ想いを歌った曲であると認識する。

それぞれが、それぞれの片割れなのだ。

ややこしいがご理解いただきたい。

 

 

Hello, my friend

 

『Hello, my friend』についての説明は不要だろうと思われる。

作り直しというムチャブリの中で、よくもまあこれほどの名曲に仕立てられたものだと感心するばかりである。

 

 

Hello my friend 君に恋した夏があったね

みじかくて 気まぐれな夏だった

Destiny 君はとっくに知っていたよね

戻れない安らぎもあるとこを Ah…

 

悲しくて 悲しくて 帰り道探した

もう二度と会えなくても 友達と呼ばせて

 

 


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ユーミンファンの間では改悪の声もあるようだが、亡き友にあえて「Hello」と言ってのけるセンスはどうしたって秀逸だ。

さすがはユーミン

もはや宇宙人と呼ばれるだけの感性をお持ちのようだ。

 

 

Good-bye friend

 

サビの部分と一部の歌詞は『Hello, my friend』と同じだが、メロディや歌詞が全体的に若干暗くなっているのが追悼曲としてのオリジナル感を漂わせている。

さすがにトレンディドラマの主題歌としては厳しいか…。

 

 

君を失くした 光の中に

指をかざした 眩しくて見えない堤防

なぜこんなにも とり残されて

どのざわめきも鏡の向うへと消えてく

 

(中略)

 

君はとっくに知っていたよね

すぐ燃えつきるイカロスの翼に乗ったと

 

 

イカロスの翼」とはいったい何を意味しているのだろう?

当時のセナは長年慣れ親しんだマクラーレンから、ウィリアムズへ移籍したばかり。

前年はマンセルを擁して圧倒的な強さを見せていたウィリアムズだが、セナが移籍した年は非常に苦しんでいた。

マシンの信頼性に欠けるものがあり、結果を残せていないセナは明らかに焦っていた。

それがあの事故に繋がったように思う。

でなければ、あのセナがあんな事故を起こすなんて考えられない…。

果たして、あのマシンがイカロスの翼」だったのか。

それとも移籍したこと自体がイカロスの翼」なのか…。

込められた意味がなんであれ、あの日のことは決して忘れないだろう。

放送が始まった瞬間から、嫌な予感しかしなかったあの日のことを…。

アイルトン・セナ

F1を好きになるキッカケの人であり、著者にとっては永遠のヒーローでもある。

 

 

※.刺激的なシーンが含まれます。

閲覧の際はご注意下さい。


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場違いな映像で申し訳ないが、どうしても記憶に残しておきたかった。

あの日以来、この映像を観たのははじめてだ。

やはり哀しい…。

おそらくは今後二度と、この事故について触れることはないだろう。

改めて、セナな魂が安らかであることを祈りたい。

 

 

両作に共通する名フレーズ

 

『Hello, my friend』『Good-bye friend』に共通する、サビ以外の名フレーズがある。

 

 

僕が生き急ぐときには そっとたしなめておくれよ

 

 

このフレーズは素晴らしい。

亡き友にしか出来ないことかもしれない。

亡き友にたしなめられれば、たとえ生き急いだとしてもきっと思い止まれるだろう。

 

 

Hello, my friend

Hello, my friend

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Good-bye friend

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