明日ではなく今日。
今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。
斎藤利政(麒麟がくるより)
2020年度NHK大河ドラマ『麒麟がくる』第13話(4月12日放送)での、斎藤利政(道三)のセリフ。
自らの出自に疑念をもつ斎藤高政は、父ではないかとも思う主君・土岐頼芸を追放した父・利政と対立・激高し、つい父に「おまえ!!」と言い放ってしまう。
息子の放言に利政はこう切り返す。
言葉は刃物ぞ
気をつけて使え!
放送当時、相当話題になった名言である。
これまで何度か取り上げた気もするが、改めてもう一度。
しかし大昔の事柄を描いているドラマのセリフのはずなのに、現代でもこれほど響くとは…
真理とはいつの世でも変わらないものなのだな。
意味は、読んで字の如く。
この名言の意味がわからない人間は、言葉を扱う資格がないと思い知るべきである。
とはいえ、残念ながらこの意味がわからない人間の何と多いことか。
特に討論と誹謗中傷を履き違えている人間があまりにも多すぎる。
討論とは、仮に立場を入れ違えても成立する議論のことをいう。
誹謗中傷は、言葉で一方的に攻撃(反論)することだ。
好き勝手言うからには、相手の言い分も聞いてやるのが筋というものだ。
しかし匿名で言いたい放題好き勝手書き込めるネット上では、討論というものがなかなか成立しない。
どうしても一方的なものになってしまう。
だからこそ、書き込む側のモラルが問われる。
それは決して他人事などではない。
この名言の意味を、我々はもう一度噛みしめなければいけない。
一方的になってはいないか?
感情的になり過ぎてはいないか?
作り上げた文章を、一度冷静な目でしっかり見直そう。
たとえそれがどんなに些細な言葉でも、もしかしたら知らない誰かを傷つけてしまっているのかもしれないのだから。
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