バラエティ番組
出川哲朗の充電させてもらえませんか?
『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』とは
『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』は、2017年4月15日より放送されているテレビ東京製作の旅バラエティ番組である。
略称は "充電" "充電旅" など。
「電動バイクでニッポンを縦断する人情すがり旅!」というキャッチフレーズを掲げながら、出川氏・ゲスト・ディレクターが電動バイクに乗りながら目的地に向かうロケ番組。
飲食や観光などの目的に応じて、さまざまなスポットへの停車や宿泊をはさみながら、名所旧跡・パワースポット・温泉・寺社仏閣などの景勝地を巡る。
バッテリーで駆動する電動バイクを移動に用いる関係で、バッテリーの残量がなくなった(または極めて少なくなった)場合に、充電できる場所を求めて上記の出演者が地元の住民や施設関係者などへ交渉することが最大の特徴である。
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こういう考え方ってもう古い?
こぞってスマホを向ける異常な光景
『水曜どうでしょう』の頃からこの手の番組は大好物。
ましてや出川哲郎氏のほのぼのとした人柄が滲み出る本作は、穏やかな心で観ることが出来る数少ない癒しの時間。
だがそんな本作でもどうにも慣れないのが、一般人のスマホ撮影だ。
本作はアポなし旅バラエティ番組と名乗るだけあって、一般人と絡む機会が非常に多い。
旅のルートはTwitterで事前に告知されているようで、沿道で出川哲郎氏を待ち構えているファン(一般人)の姿をよく見かける。
また名所旧跡・パワースポット・温泉・寺社仏閣などの景勝地を巡ることもあって、一般の観光客とかち合うこともしばしばだ。
当然のようにファン(一般人)に囲まれる出川哲郎氏。
アポなし番組なんだから、そのくらいは想定内。
むしろこれも撮れ高のうちだろう。
しかしどうにも気に入らないのが、通過する出川哲郎氏たちに誰も彼もがスマホを向けて好き勝手に撮影していることだ。
これにはどうにも慣れることが出来ない。
本作は出川哲郎氏のキャラのおかげか、一般人の無許可撮影にはかなり寛容だ。
出川哲郎氏たち出演者は、スマホを向ける一般人に快く手を振る。
そんな調子であるから、番組的には許される行為なのかもしれない。
しかし著者にとっては大好きな番組の中で、唯一不快極まりないシーンである。
こういう感覚は、もはや古いのだろうか?
無許可でスマホを向ける一般人の姿を見るのは、何もこの番組に限ってのことではない。
何の疑問も持たずスマホを構える人たちは、自分たちも撮影されているということに気づかないのだろうか。
見ず知らずの他人が、いきなり自分にカメラを向けてきたら不快にならないか?
著名人ならそれも仕方ないのか?
いやいや、違うだろう。
いつから日本人の民度はこんなに引くなった?
いくら有名人と出会ったからといって、いきなりスマホを向ける日本人の倫理観に疑問を持たざるを得ない。
ただし、ちゃんと写真撮影をお願しているファン(一般人)も多い。
「写真いいですか?」
こういう人をみるとホッとする。
しかしこの番組からは無許可撮影について推奨に近い容認を感じる。
番組が盛り上がっているように見えるから良し。
そんな印象だ。
その辺りが緩いのは出川哲郎氏のキャラと、テレ東だからだろう。
番組が許しているなら良いのだろうけど、観ている方が腹立つんだよなぁ…。
ちなみに無許可撮影という意味ではテレビカメラも同罪ではある。
しかしテレビカメラで撮られた映像は、本人の許可なく放送できない。
テレビカメラを容認するつもりもないが、個人的に加工や拡散できるスマホの撮影とは、やはりワケが違う。
ところでこういう時に撮った映像って、みんなどうしているの?
YouTubeに上げる?
Twitterで呟く?
友達に拡散?
個人的に見て楽しむ?
こういう習慣がないからわからない。
個人的な思い出…ならいいのかな?
やっぱりわからない。
自分ならどうするだろう…。
写真を撮るにしても、やはりひと言かけてから。
最低限の礼儀は尽くすだろうな。
無断でスマホを向けるのはやはり無礼に思えてしまう。
こんな感覚はもう古いのだろうか?
自分の中の倫理観をアップデートする時なのか?
そうは思っても不意に現れた有名人に向かって多くの人がスマホを構える姿に、どうしても無礼と恐怖を感じてしまう今日この頃。
無許可撮影で際立つ出川哲郎の神対応
これは狙いだったのか、予想外の副産物だったのか…。
ファン(一般人)の無許可撮影に観ているこちらが毎回イラつく反面で、出川哲郎氏の対応には毎度感心させられる。
スマホを向けられても手を振って笑顔で応える。
充電先を出るとスマホを向けた多くのファン(一般人)が待ち構えていることが常だが、その中から真っ先に子供を集めて快く写真に応じている。
この行動が観ていて清々しい。
ファンサービスの鏡である。
ファンサービスという意味では、野球少年たちへの神対応も素晴らしい。
出川哲郎氏たちが、旅先で見かけた練習中の野球少年たちに一方的に勝負を挑むのだが、挑まれた子供たちの笑顔を見ているだけで幸せな気分になれる。
それが彼らにとってどれほど良い思い出になるのか…。
やっていることは何番煎じかもわからないが、本当にいい番組だと心から思う。
出川哲郎氏が今大人気の理由も、そういう神対応に好感を持たれているからだろう。
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