優しさで包まれた世界
余命わずか…愛犬のために計画した「最後のお散歩」 近隣住民の粋な計らいが米国で話題
近隣住民の癒やしの存在として愛されていた1匹の犬。
獣医師から悪性リンパ腫と診断され、余命わずかとなってしまった。
そんな愛犬のために、飼い主は「最後のお散歩」を計画。
そのときに近隣住民の見せた粋な計らいが、米国で注目を集めている。
「最後のお散歩」は予想外の事態に
米ペンシルバニア州フィラデルフィア郊外に住む、ケビン・カリー氏の愛犬で、元保護犬のメロウくん。
雨の日も雪の日も、ケビン氏と一緒に1日2度近所をお散歩することが日課だ。
そんなこともあり、ケビン氏とメロウくんは近所の人たちとは顔なじみだった。
米紙「マイアミ・ヘラルド」によると、メロウくんは獣医師から悪性リンパ腫と診断され、余命は6月までと診断されてしまった。
そんなメロウくんのために、ケビン氏は一念発起。
メロウくんが毎日のお散歩で顔なじみとなった人たちに別れを告げることができるように、「最後のお散歩」を計画。
メロウくんの代わりに手紙を書き、近隣住民のポストに投函した。
(現地時間)6月3日の午後7時から8時に近所をお散歩します。
できるなら、みなさんに直接さようならを言いたいです。
頭やお腹をなでなでしてください。
僕はみなさんが大好きなので、永遠に感謝の気持ちを忘れないでしょう。
当日はささやかなお別れになることを予想していたというケビン氏だったが、想定外の事態が待っていた。
近隣住民のKJ・ワルネク氏は「お散歩コースのすべての曲がり角で、たくさんの人が待っていました。メロウのパパはここまで大事にはしたくなかったようですが、我々が(大事に)してしまいました。でも、とてもリスペクトにあふれたものになりました。メロウを驚かせないように、みんな少し離れて見送ったり、泣いたり……。メロウに最後のあいさつができたことは喜びでした」と、この日のことを振り返り返っている。
さらに、お散歩コースにはメロウくんへのメッセージボードを掲げる子供や、愛犬を連れて最後のお別れをする人たちもいたそう。
ケビン氏とメロウくんにとって、忘れられないお散歩になった。
【写真】愛犬のために「最後のお散歩」を計画 うれしそうな笑顔を浮かべる元保護犬のメロウくん 優しく微笑む飼い主さんの姿も
This is Mellow. He has terminal cancer, but he's been walking his neighborhood with his human every day since 2019, so he has a lot of friends who will miss him… pic.twitter.com/FEv1iqk35m
— WeRateDogs (@dog_rates) 2023年6月6日
訳:メロウです。彼は末期がんを患っていますが、2019 年から毎日人間と一緒に近所を散歩しているので、彼を懐かしむ友人がたくさんいます…
このニュースを読んだだけでも少し泣けた。
犬や猫(以外でも)の癒し効果は本当に絶大だ。
世界中がこんな優しさに包まれたならいいのに……。
"優しさに包まれたなら" といえばユーミンなんだろうけど、そういえばこの曲も大好きだった自分を思い出した。
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