#149
心に沁みる名言
今日を精一杯生きるために…
明日ではなく今日。
今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。
雨木千佳(『問題のあるレストラン』より)
雨木千佳
演 - 松岡茉優
シェフ。
極度の対人恐怖症で常にフード付きパーカーを着ていることから、ハイジが「パーカーちゃん」とあだ名をつける。
雨木社長の娘であり、たま子に出会う前は親である雨木に対し殺意を抱いていた。
たま子たちと初対面時は金髪にマスクをして口を利けず、スマホを使って話していた。
基本的に自分にも他人にもネガティブであり、口が悪い。
父の女性関係で心を病んだ母・奏子が自室に7年間も引きこもっている間、食事を摂らない母が栄養失調にならないよう幼少時代より料理を作るなどヤングケアラーとして10代を過ごした。
たま子が思い描くレシピの完成形を再現できるほどの料理の腕を持つが、自分自身が料理をすることが本当に好きなのかはわからない。
バンダナの色は黄色。
ドラマ『問題のあるレストラン』第10話「頑張れ女の子!」でのヒトコマ。
五月へのパワハラ、性加害を巡り訴訟を起こされるが、そのやりとりの途中、雨木社長からパワハラを受けた男性部下に図らずも訴訟内容をリークされる形で週刊誌に記事を書かれ辞任、失業中の身となる。
週刊誌に訴訟内容とは全く関係のない著名人である自らの父親と絡めて色々な憶測を書かれた際には「俺は親父になにもしてもらったことねえよ」と小さくこぼす。
荒れ果てた「シンフォニック表参道」店内で千佳は弟・周太郎に語りかける。
私は君に
何もしてあげられません
そのかわりに
私が教わったことがあるので
それを教えます
三つあります
他人に優しくすると
自分に優しくなれます
他人のことがわかると
自分のことがわかります
他人の笑顔が好きになると
自分も笑顔になれます
自分は自分でつくるの
個人を尊重する社会は歪んだ解釈を生み出し、察しと思いやりの心を失わせた。
他人のことなんてどうでもいい。
自分さえ良ければそれでいい。
あるいはそれも正解なのだろう。
しかし人は自己都合を追い求めるあまり、思考能力まで低下させてしまったような気がする。
自分を律することが出来ないから、とかく自分に課すルールが甘くなる。
優しさと甘やかすことの区別がつかない。
もちろん、他人のことをわかろうとしないから自分のこともわからない。
誰も彼もが無責任で、その笑顔は歪んでいる。
そういう社会になってしまった原因は、いったい何にあるのだろう?
他人の痛みがわかる、他人を思いやれる社会。
そんな世がいつの日か戻ってくるのかな?
☆今すぐApp Storeでダウンロード⤵︎