【第102回全国高校サッカー選手権大会】石川・星稜への友情応援に感動の声が続々「応援の映像見ただけで涙流れてくる」対戦相手・市立船橋へも称賛
◇2024年1月2日 第102回全国高校サッカー選手権大会3回戦 星稜(石川) - 市船橋(千葉)=柏の葉公園総合競技場
星稜は能登半島を襲った大地震の影響で地元が大きな被害を受けた。
このため対戦相手の市船橋(千葉県)の選手たちが試合前、グラウンドで2文字ずつ書かれた紙を持ち「力をあわせて乗りこえよう」というメッセージ掲げた。
敵、味方を超えた応援風景に、X(旧ツイッター)では「相手へのリスペクトや被災地への思いやりも欠かさない市立船橋も流石だと思いました」「星稜も市立船橋も応援したくなる」などと感心する声が広まった。
石川県能登地方で1日に発生した最大震度7の地震を受け、星稜高校同窓会関東支部はX(旧ツイッター)で、
「石川県からの応援団は地震の影響により、出発中止となり、応援がいない見通しです。」
「在関東の方で声援を送っていただける方おりましたら、是非来場いただき、選手たちに声援をお願いします。」
などと呼びかけていた。
星稜を応援するため、2回戦で敗退した日大藤沢(神奈川)の部員約50人らがスタジアムに集結し、即席の「大応援団」を結成。
この友情応援の輪に、Xでは「市立船橋VS星稜 応援の映像見ただけで涙流れてくる」「星稜を応援する敗退した日大藤沢、岡山学芸館の選手達、対戦相手への気遣いの市立船橋の皆さん、出先で泣くハメになったやないか」などの投稿が相次いで投稿・拡散。
サッカーファンのみならず、多くの人の胸を突いた。
敗れた星稜高校の選手に対して「星稜!星稜!星稜!星稜!」
— Yu (@yu_No1_grampus) 2024年1月2日
コールをして健闘を称えた市立船橋高校応援団
2024.1.2柏の葉#市船#星稜#高校サッカー#高校サッカー選手権大会 pic.twitter.com/FkNiNeNJ5o
日大藤沢が自分たちの応援を星稜に変えてやってくれてるんだけど、泣きそう。 pic.twitter.com/ekmLTmmRQP
— natsuki (@sdntk331) 2024年1月2日
能登半島地震の影響で星稜は学校応援団不在…相手の市船橋がメガホン350本提供、他校も続々集結
1日に発生した石川を震源とする地震により、星稜の学校応援団は会場の千葉・柏市内に集まることができなかった。
関東在住のOB有志が中心となった応援となった。
そんな状況に、対戦相手・市船橋が立ち上がった。
1日夜、星稜の応援団が会場にたどり着けないことを知った後援会が、緊急でミーティングを実施した。
「自分たちに何かできないか、と考えました」と吉田忠会長。
同校の野球部が星稜カラーの緑色のメガホンを使用していることから、野球部に急きょ連絡をとり、使用の快諾を得た。
夜10時過ぎ、保護者の協力もあって野球部の部室からメガホンを調達。
支援を名乗り出た女子バスケ部の分も含め、合計350本のメガホンを星稜サイドに貸し出した。
さらに「共にがんばろう石川!」「被災者の皆さまに一日でも早く日常が戻りますように 市船」などのメッセージを記した横断幕も準備し、この日のスタンドに掲げた。
後援会会長の吉田氏は「サッカーなので勝ち負けはどうなるかわかりませんが、精いっぱい、リスペクトを込めて戦います」と話した。
会場には今大会2回戦敗退となった日大藤沢(神奈川)サッカー部も応援に駆けつけ、太鼓などを使用して応援をリード。
会場で第2試合を行う岡山学芸館(岡山)、名古屋(愛知)の応援団も第1試合からスタンドに集まり、星稜に声援を送った。
高校サッカー
— 岡島智哉(スポーツ報知) (@OJ_Hochi) 2024年1月2日
市立船橋(千葉)-星稜(石川)
対戦相手の市立船橋高校より、学校応援団が会場に来れない星稜高校にメガホン350本が提供されました。エールの横断幕も昨晩準備したとのことです。
星稜は関東近郊在住のOB、縁のある学校が中心となった応援団となる見込みです。 pic.twitter.com/QmV5drX9MP
高校サッカーダイジェスト VOL.39 2024年 1/24 号 [雑誌]: ワールドサッカーダイジェスト 増刊
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