#22
停滞する思考に一石を投じる苦言
声にできない本音を言葉に…
何かと生きづらい世の中で、思ってはいても言葉にできない声がある。
感じていても声にするのが憚られる言葉がある。
それは耳障りが悪く、心地良い言葉ではないのかもしれない。
だが言葉にされて、はじめて気づくこともある。
本稿で取り上げる言葉は、ひとつ間違えれば暴言とも受け取られかねないものだ。
しかし何かを変えるためには、声に、言葉にしてより多くの人に考えてもらうべきだろう。
本稿が停滞する思考覚醒へのキッカケとなることを切に願う。
パドメ・アミダラ / パドメ・ネイベリー(映画「スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐」より)
『スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐』でのヒトコマ。
フォースの暗黒面を司るシス卿が非常時大権(緊急事態条項)を手にし、やがては最高会議の場で皇帝になる様子を、アミダラ姫(ナタリー・ポートマン)がこう呟いた。
自由は死んだわ
万雷の拍手の中で
自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて立憲民主党が提出した松野官房長官に対する不信任決議案が、自民・公明両党などの反対多数で否決されたことは記憶に新しい。
立憲民主党の稲富修二氏は趣旨弁明で「派閥ぐるみで違法行為と脱税を繰り返していたとすれば、国会議員として不適格と言うべきだ。説明責任を果たせない官房長官を代えることから、政治への信頼を取り戻す一歩目が始まる。松野氏はただちに辞任すべきだ」と述べ賛同を求めたのに対して、自民党の井上・元万博担当大臣は「松野官房長官は、岸田内閣の要として政策に真摯に取り組んでおり不信任にはあたらない。岸田内閣の一員として職責を果たすにあたり、捜査に支障が出ない範囲で国民への説明責任を果たすことを強くお願いしたい」と反論。
この言葉そのままの恐ろしい光景がそこには広がっていた。
幾度となく見せられてきた絶望の景色。
この万雷の拍手を聞くたびに、この国の自由が死んでいく気分だ。
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