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ioritorei’s blog

完全趣味の世界

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【テキストサイト『虚構新聞』】「実際にありそうで実は存在しないニュース」という洒落がわかる大人になろう。

 

 

 

 

 

テキストサイト虚構新聞

 

 

「実際にありそうで実は存在しないニュース」という洒落がわかる大人になろう

 

 

虚構新聞』とは

 

 

虚構新聞』(英語: Kyoko Shimbun)は、個人運営による日本のテキストサイト※。

「実際にありそうで実は存在しない」ネタをニュースとして掲載している。

2004年3月に、滋賀県在住の塾講師・UKによってすでに運営されていた個人サイト「楠木坂コーヒーハウス」上で、UK自身が「エイプリル・フール限定の嘘ニュース」を掲載した事に端を発している。

「1本だけ書くつもりがまとめて3〜4本書いた」(社主UK・以下同)。

その後もエイプリル・フールに留まることなく、月に1〜2本のペースで、新しい虚構記事を投稿、20本ほど溜まった所で虚構新聞として、サブページ化する事を思い立って作成された。

2008年に独自ドメイン名での運用が開始されるまでは、前述のサイトのサブページとしての運用が続けられていた。

サイトの運営は創設以来、UK一人のみで続けられている。

かつて「鏡子さん」なる秘書がいたとされているが、これは虚構をローマ字表記すると "KYOKO" となる事から考え出されたUKのネタである。

また、たまに "ネタを投稿したい" とか "このネタを使ってください" などの投稿希望者や、実際にネタを送りつける閲覧者があるというが、UKは「自分のサイト内で全て完結したい」と全て断っているらしい。

2016年に行われたアメリカ合衆国大統領選挙では民主党候補のヒラリー・クリントンが勝利する前提で虚構記事を用意していたが、実際は共和党候補のドナルド・トランプが勝利したため、該当の記事がお蔵入りになったこともあったという。

虚構新聞の名称およびサイト装丁は、元々UKが住む滋賀県で刊行されている京都新聞のウェブサイトを参考(「KYOTO」と「KYOKO」は一文字違いである)にして作成された。

その後、朝日新聞産経新聞、読売新聞などのニュースサイトを参考にして徐々に変更が加えられ、現在の形になった。

虚構新聞は、その全てがUK個人のネタで成り立っており、関心の高い有名な事柄を中心に採用しているが、記事の内容には多くのウソが含まれている。

しかし、それは100%ウソではなく、例えば "虚構新聞虚構新聞社なる株式会社組織によって運営されている" は全てウソであるが(虚構新聞社は個人運営のウェブサイト)、"1880年4月1日創業" (4月1日だけ正しい)や "社員数1人" など、いくつかの真実を加える事によって記事が現実味を帯びるという絶妙なバランスを保つ仕組みになっている。

また、表示される広告の一部と「お願い」は本当であるとしている。

また、UK自身がインタビューを行った「社主が訊く」シリーズは、サイト内では数少ない「意図して真実が描かれた記事」である。

本当に騙される人が出ないよう、記事タイトル脇に白色で "これは嘘ニュースです" と書かれており、転載のためにコピー&ペーストしようとすると色が反転して気がつく、という仕掛けになっている。

しかしそれすらも確認されずにSNS上で拡散してしまうケースもある。

また、2011年に東海テレビが引き起こした「セシウムさん騒動」を取り上げた嘘ニュースを、ウォール・ストリート・ジャーナルが間違って引用したこともあった。

そのため、最近では冒頭の見出しでウソの記事だと分かるようにもしているという。

UKは「虚構新聞は笑ってもらえる作品を作るという思いでウソの記事を作成しており、捏造などで特定の考えを広めようとの思惑により、読者(閲覧者)の考え方をコントロールしようという意図は全くない」として、フェイクニュースとの違いを強調している。

 

テキストサイト

テキストサイトとは、文章をメインコンテンツにしたウェブサイトの内、面白ネタ・身内ネタが中心な文書(テキスト)によるお遊びを展開する日記調のサイトである。

ウェブ黎明期の1990年代後半から2002年頃までの日本語コミュニティで流行し、ブログの登場などシステムの発達やウェブコンテンツの多様化とともに2003年以降存在感を失っていった。

 

 

虚構新聞ニュース

虚構新聞ニュース

 

 

 

 

 

 

 

誤報でも笑える

うっかり現実化しちゃったニュース

 

 

執筆当時には本当ではなかったことが、その後現実のものになってしまう場合がある(なかには虚構新聞のネタを参考に現実化させてしまった事例も存在する)。

虚構新聞において現実のニュースとなってしまった記事は「誤報」となるため、虚構新聞社はその都度、検証および謝罪記事を掲載している。

 

 

リスモくん死去(2011年9月23日)

 

iPhoneau(KDDI沖縄セルラー電話連合)からも発売されることが報じられたのを受けて掲載されたパロディだったが、掲載直後にLISMO Music Storeのサービス終了が発表された。

この事態を受け虚構新聞は「虚構が事実になってしまったのは遺憾である」として「お詫び」を発表した。

 

 

ウィキペディア書籍化(2012年10月16日)

 

虚構新聞では全2万3千巻で出版と報じたが、2015年6月、米ニューヨーク・タイムズ紙(オンライン版)は英語版ウィキペディアがオンデマンド出版の形式で全7600巻にて販売されることを報じた。

社主UKは「正直ウィキペディアがこんな悪ふざけに加担するほどお金に困っているとは思わなかった」と主張。

 

 

体罰被害申告サイト「体罰.in」(2013年2月18日)

 

体罰情報を匿名で報告できるサイトがオープンしたとの架空記事。

イメージ画像に似せたウェブサイトを「予告.in」の作者である矢野さとる氏が実際に作成して現実化してしまい、お詫び記事を掲載するに至った。

 

 

北朝鮮事実上の勝利宣言(2013年4月8日)

 

北朝鮮、一方的に "戦争勝利" を宣言 挑発ライン越える」との架空記事を掲載した一週間後に、「金正恩第1書記が2週間ぶり公の場に 北朝鮮は事実上の勝利宣言」とのFNNニュースの報道があり、記事内容全てではないものの「北朝鮮の勝利宣言」が現実化してしまった。

編集部は誤報を謝罪しているが、社主UKは「今回は虚構として十分成立するよう、メルヘンチックに書いたにもかかわらず、それを上回るかたちで実現させてしまった "お花畑国家" 北朝鮮金正恩が悪い」と主張した。

 

 

森永グロス発売(2013年7月4日)

 

森永製菓の商品「ダース」をパロディにした「森永チョコ、144個入り「グロス」発売へ」という記事に対して、森永製菓が実際に「白いダース」12個を箱詰めした「白いグロス」を6日後の7月10日に限定12個で販売したというもの。

元は同社の商品「おっとっと」をパロディにした「おっとっと、イルカの製造を中止 環境団体が抗議」という記事を見た同社のTwitter担当者が「ダース」もネタにしてほしいとTwitter上で希望し虚構新聞が快諾、記事化したところ本当に商品化してしまった。

これに対し虚構新聞は、森永製菓公式アカウント以外、反響はそれほどでもなかったと判断し「一流のお菓子メーカーである森永がそこまでやるとは全くの予想外だった」とお詫びを発表、タイアップ企画だったのではないかという指摘にも「本紙ではスポンサーのついた企画広告の場合、必ずその旨を公表している」と否定している。

さらに社主自らがグロス発売場所である東京・台場の森永製菓の直営店に赴き販売現場において「謝罪会見」が開かれるまでに至った。

 

 

KDDI 次世代炊飯器「INFOJAR」(2014年1月22日)

 

KDDIau携帯電話「INFOBAR」をパロディにした「KDDI、次世代炊飯器「INFOJAR」を発表」という記事を目に留めた「au未来研究所」のスタッフが上司に企画書を提案したところ、GOサインが出て「INFOJAR」の炊飯器を開発し本当に完成してしまったというもの。

体罰.in」「森永グロス」同様、虚構新聞に掲載されたネタ製品がまた現実化してしまったことで、虚構新聞編集部はお詫びを発表している。

 

 

まるで本物 ステーキさいころ、来月発売(2014年6月24日)

 

鹿児島市玩具メーカーがサイコロステーキならぬ「ステーキさいころ」という、サイコロ状の生肉を模したサイコロの製品を制作したという記事を掲載したが、その後、同様の製品が存在している旨の指摘が多数寄せられた。

編集部による調査の結果、指摘の中で挙げられた実在の製品が記事掲載前の2011年から存在していた事や、その他にも類似商品が存在する事が判明し、翌日付で編集部が「事前の取材活動が不十分だったことによる完全な誤報である」とするお詫び記事を掲載した。

UKは「ステーキさいころ」やそれに類する検索ワードを使用した調査の結果で実在商品の情報がヒットせず、画像検索でも同様の結果であった旨を釈明した上で、「今これらのワードで検索すると商品画像が表示されるようになった」と、検索に使用したGoogleへの不満を口にした。

 

 

日本の「謙虚」、海外アピールに200億計上(2015年2月17日)

 

日本政府が「謙虚」「勤勉」をアピールするプロジェクトを立ち上げたとする虚構新聞の記事に対し、2016年7月から「世界が驚く日本」として類似の政策が実際に行われ、計上資金も210億円と記事内における数値とほぼ同水準であった。

UKは「現実がこちらに寄ってきた」とコメントしお詫びしている。

 

 

ほのかな甘み かぼちゃワイン『エル』4月発売(2015年3月4日)

 

1981年から1984年まで三浦みつる氏が「週刊少年マガジン」にて連載していた漫画『The♡かぼちゃワイン』に因んで、北海道の酒造メーカーがかぼちゃ原料のワインを発売するという記事を掲載した。

その後、2021年8月14日に三浦氏が自身のTwitterにてかぼちゃワインを頂いた旨のツイートをしたため、読者から記事の信憑性に対する指摘が相次ぎ、虚構新聞で調査した結果、福岡県の酒造メーカーが実際にかぼちゃを原料としたワインを製造し、記事が掲載される2015年より前から同県内の道の駅にて販売されていることが判明したため、編集部では誤報であると結論づけ、謝罪した。

 

 

フジ、自局専用リモコンを無料配布へ 他局も追随(2015年7月21日)

 

フジテレビが視聴率の低迷を受けて、電源、音量、「8」ボタンしか存在しない専用リモコンの無料配布を計画中であるという記事を掲載したが、その後間も無く読者から同様のリモコンが存在する旨の指摘が相次いだ。

調査の結果、Dlife、中京テレビ、名古屋テレビが記事掲載より以前にキャンペーンの一環等で「自局専用リモコン」を製作していたことが判明し、誤報と認定されるに至った。

このうちDlifeのものは執筆前の調査で存在を把握していたが、UKは「視聴率競争とは別の意図で作られていたため、誤報に相当しないという認識だった」と釈明。

編集部も特に言及しなかったが、中京テレビと名古屋テレビのものについては「『視聴率100%計画』のアイデアなど根本的な部分で本紙記事に先行していた」とし、当該記事を取材不足による事実誤認が原因の誤報と結論付けるお詫び記事を掲載した。

この事例は、掲載後25分という過去最短記録での誤報発覚であったという。

 

 

シャープ、゜(半濁点)の売却を検討(2015年10月1日)

 

「経営再建中のシャープが、自社の半濁点(゜)の売却を検討していることが分かった」とする記事。

掲載後、この記事を見たシャープ公式Twitterアカウントが、アカウント名から半濁点を外した「シャーフ株式会社」に一時変更し、「 ゜がなくなりました。弊社の ゜を見かけられた方は至急ご連絡ください」とツイートし話題となった。

ジョーク的反応であるとはいえ、この件について虚構新聞編集部は「部分的ながら記事が現実化してしまった」としてお詫び記事を掲載。

ただし、半濁点の売却が依然として虚構のままであることから、「誤報」ではないとしている。

またこの記事については、2015年10月7日放送のフジテレビ「とくダネ!」にも取り上げられた。

 

 

ジョン・ケージ4分33秒」トリビュート盤発売が決定(2015年10月14日)

 

米国の音楽家ジョン・ケージが作曲した全編無音の楽曲「4分33秒」を題材にしたトリビュートアルバムの発売を『虚構新聞』が報じていたが、その後、英国の「ミュート・レコード」が「STUMM433」のタイトルで "映像作品" として多数のアーティストが参加した「4分33秒」のトリビュートアルバムを2019年5月に発売する予定であることがわかり、虚構新聞編集部はお詫び記事を掲載している。

 

 

虚構ニュース自動作成するソフト開発 千葉電波大(2016年2月9日)

 

架空のニュース記事を自動で作り上げるソフト「KYOKO」を千葉県の大学が開発したという記事を掲載した。

しかし、掲載後にAI(人工知能)の技術進歩により、OpenAI開発のGPT-4を搭載したBing(後のCopilotにあたる)が虚構記事を数十秒で生成できることが確認されたとして、虚構新聞編集部はお詫び記事を掲載した。

なお、その後改めてBingで生成した文を元に作成した「桃太郎、犬とキジを解雇 鬼退治の効率化図る これはAIと制作した嘘ニュースです」という記事を掲載している。

 

 

「辛くて苦手」に新商品 「種なし柿の種」登場(2016年6月8日)

 

亀山製菓(架空の会社)が柿の種から柿の種を抜いた「種なし柿の種」を発売するという記事を掲載した。

その後、2022年2月に亀田製菓がピーナッツのみの柿の種「亀田の柿の種 ピーナッツだけ」を同年3月7日に発売することを発表。

更に2020年頃から一部のスーパーやコンビニにおいて試験販売されていたことも判明したため、編集部では誤報であると結論づけ、謝罪した。

 

 

2mのロングバトンも コロナ禍で「新しい運動会」 マキャベリ小(2020年9月12日)

 

新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、2メートルのロングバトンを使用するなどの新しい運動会の形について報じた。

UK自身は「常識的にありえない」と思っていたが、該当記事を閲覧した神奈川県相模原市立小学校の校長がUKの発想に便乗し、虚構新聞が出した記事と同じく2メートルのロングバトンを使用するなどして、新型コロナウイルス感染症拡大防止を行った上での運動会を企画し実行。

その模様を取材した毎日新聞によって、ウェブ上にて報じられた。

この結果、虚構新聞編集部は「記事全体の趣旨が酷似していた」「『長さ2メートルのロングバトン』が現実の運動会で使用されたバトンと長さ・名称ともに全く同じであった」という旨のお詫び記事を掲載している。

なお、現実化(誤報確定)した直後に虚構新聞のサイトに2日間で70万人が訪問したため、サーバーがダウンする事態に陥った。

 

 

 

 

 

 

 

虚構のようなホントの出来事

 

 

虚構新聞という媒体を逆手にとり「実際に起きた虚構のような出来事をそのまま報じて皮肉とする」手法も見られる。

 

 

野田首相原発事故の収束を宣言(2011年12月17日)

 

写真および記事後半の質疑のみ虚構で、前半は実際にあった宣言とその内容の解説。

 

 

iPS細胞利用で心筋移植、世界初の臨床応用(2012年10月13日)

 

実際に報道された2012年10月11日付・読売新聞1面からの引用で書かれた記事である。

文末には記事を提供してくれた読売新聞に対しての「感謝の言葉」が記されている。

 

 

富士山の世界遺産登録、樹海伐採が条件に(2013年5月2日)

 

「富士山の世界遺産登録、三保松原除外が条件に」を「青木ヶ原樹海」に変えたもの、三保の松原は後に逆転登録されている。

 

 

〈進藤翔の相談室〉小保方さん、歌手デビュー!(2014年3月27日)

 

2014年3月24日、朝日新聞のインターネットサイト「朝日新聞デジタル」で隔週掲載されていた、有名人の架空の悩みを掲載するネタコラム「ウソうだん室」にて「小保方晴子『大人AKB48』で歌手デビュー!」の架空記事が掲載されたが、読者から不謹慎だとの批判を受け、朝日新聞デジタルが記事の削除とお詫びの掲載に追い込まれる事態となった。

インターネット上では、『虚構新聞』の記事と勘違いして問い合わせする人が多く見受けられ、虚構新聞編集部はTwitter上で「本紙記事ではありません」と釈明に追われることとなったものの、勘違いされたことを逆手にとる記事の掲載で、朝日新聞の騒動を暗に皮肉った。

 

 

3人に1人が参加 プレミアムフライデー、定着の兆し(2017年6月28日)

 

虚構新聞の記事の元ネタは、読売新聞の2017年6月27日付朝刊に掲載された「プレミアムフライデー推進協議会」による新聞記事風の全面広告。

 

 

 

 

 

 

 

虚構新聞』たとえば「猫の日」にはこんなニュースが…

【Kyoko Shimbun 2024.02.22 News】次の首相、1位は「ネコ」 9割超える支持 世論調査

 

 

虚構新聞社が2024年2月22日に実施した世論調査で、「次の首相にふさわしい動物」を選ぶ質問をした。

ネコが92%で最も多く、以下イヌが3%、イルカが2%と続いた。現職のヒトを支持する意見は1%に満たなかった。

昨年12月に行った調査でも、ネコが84%でトップだったが、さらに8ポイント上昇した。

ネコを選ぶ理由については「他人に左右されずにわがままを貫く、強いリーダーシップが期待できる」が大半を占めた。

「ネコなら失敗しても許せる」という意見も多く、近年ヘルメットをかぶったネコが建設現場で無謀な作業に従事する光景が増えた影響をうかがわせた。

2位以下はイヌ、イルカ、サルと続いた。

いずれも知能の高い動物が選ばれており、選んだ人の大半が「ヒトより賢そうだから」を理由に挙げた。

現職の「ヒト」を挙げた人は5位の0.2%で、前回調査の5%から大きく順位を下げ、これまでの調査で最低を記録した。

ヒトへの期待が急落したことについて、政治評論家の坂本義太夫さんは「生成AIの登場によって、長年ヒトが誇ってきた高い知能にかげりが見えていたことに加え、政治家の汚職が相次いだことで『知能だけでなく品性さえもヒトの方が劣っている』という認識に拍車がかかったのではないか」と分析する。

首相の選出について、現行憲法は「内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で、これを指名する」と明記しているが、ヒト以外の動物の指名を禁じていない。

日本人は増税や負担増といった理不尽への耐性が強いため、「ネコ首相」の理不尽も快く受け入れられる潜在的な素質がありそうだ。

 

 

kyoko-np.net

 

 

 

洒落のわかる大人になろう

 

 

現代を生きる多くの人が、「嘘」と「洒落(冗談)」の違いすらわからなくなってしまっている。

似て非なる言葉である「嘘」と「洒落(冗談)」。

「嘘」は「人をだます為に言う、事実とは違う言葉」「正しくないこと」「適当ではないこと」「信じられない」という意味で遣われる。

基本的に、最初から人を騙すつもりで言う、事実とは違う内容に遣われる言葉である。

対して「洒落(冗談)」は、「遊びで言う、ふざけたこと」「戯れにすること」という意味で遣われる。

基本的に、つい軽い気持ちで言ったりしたりする、ふざけた言動に遣われる言葉なのである。

「嘘」と「洒落(冗談)」は、ほとんどの場合どちらもその内容は「嘘」になる。

だが「洒落(冗談)」は、騙したり憚ることによって事実を曲げようとするような意図からではなく、ちょっとした「おぶざけ」として用いられる場合が多い。

「嘘」と「洒落(冗談)」の違いもわからないで、"ちょっとした「おぶざけ」" に目くじらを立てるような料簡が狭い大人にはなりたくないものだ。

今、この国はそそっかしい人間ばかりである。

早とちりした結果、掌返しですぐに善悪が裏返る。

一斑を見て全豹を卜すなかれ。

何が「嘘」で何が「洒落(冗談)」かをちゃんと考える、ゆとりある心と時間を持とうではないか。

 

 

虚構新聞 全国版

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