#13
心に沁みる名言
今日を精一杯生きるために…
明日ではなく今日。
今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。
武田信玄
そそっかしい者を機敏な者と見誤るな。
動作の鈍い者を沈着な者と間違えるな。
物がわからず、理解力のない者は発言も少ないが、こんな人間を慎重な者と見誤るな。
弁巧者は深い考えを持っていないから利口者と見誤るな。
信念のない者は得てして強情を言い張るのだが、これを剛直者と間違えるな。
人は少し鈍なる者を仕入れるのがよい。
100人のうち、99人に褒められるような人間はろくなものではない。
軽薄者か、盗人か、佞人(媚びへつらう人)である。
武田信玄の人物査定は注意深くて厳しい。
それを物語っているのが上記の言葉だ。
たしかに厳しくはあるが、何も難しいことはいっていない。
現代でもおかしな自己アピールをしてくる人間がたくさんいるが、くれぐれも間に受けないことだ。
自分勝手をマイペースと表現してみたり、鈍臭いことをのんびりと表現してみたり、とにかく自分をよく見せたいのか誰も彼も粉飾自己アピールで溢れている。
自分勝手なところがあると自己アピールされた方が、よほど信頼できるというものなのに。
そんなに好かれたいのか。
信玄の言葉で著者が歳を取って特に実感なのが、『99人に褒められる人間はろくなものではない』という部分だ。
たまに丁寧すぎるくらいの敬語で話をする人がいる。
世間的にはああいうのが褒められる人間と呼ぶのだろうが、個人的には大嫌いな人種だ。
なぜなら経験上、会話時に丁寧すぎる言葉遣いをする人間にろくな奴がいないからだ。
こういう奴はへりくだっているように見せかけているだけで、腹の中は何を考えているのかわからない。
一見するとおとなしそうに見えるだろうが、その中身はかなりの頑固者。
その頑固さも、自身のよくわからない主張の上に成り立っているから非常に質が悪い。
今なら信玄のこの言葉を確信をもっていえる。
100人のうち99人に褒められる人間はろくなものではない。
無理して他人に好かれたって疲れるだけじゃないか。
あちこちにいい顔をしていても、いい事なんてひとつもない。
99人の顔色をうかがっているより、たったひとりと腹を割って言い合える人間になりたい。
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