往年の卒業ソング特集
じゃあね / おニャン子クラブ(1986年)
別れの言葉に「じゃあね」を選んだ秋元康の抜群のワードセンス
◆じゃあね
春はお別れの 季節です
みんな旅立ってゆくんです
淡いピンクの桜
花びらもお祝いしてくれます
別れがあれば出会いもある。
4月になれば 悲しみは
キラキラした思い出
皆さんに、素敵な別れと出会いが訪れますように。
「じゃあね / おニャン子クラブ(1986年)」とは
『じゃあね』は、おニャン子クラブの楽曲で3枚目のシングル。
1986年2月21日に発売。
同グループ初のオリコンシングルチャート1位獲得となり、オリコン調べにおいて、おニャン子クラブとしては最も売上の多いシングルでもあった。
メインボーカルは中島美春さんで、実質ほぼソロ楽曲である。
当初は「中島美春 with おニャン子クラブ」名義で発売予定だったが、本人の希望で「おニャン子クラブ」名義になったといわれる。
フジテレビ系『夕やけニャンニャン』では、前述の "with" 表記で放送されている。
「ザ・ベストテン」放送終了記念に制作されたアルバム『ザ・ベストテン A photographic record of our days』に掲載されている毎週のランキングは、中島美春名義で掲載されている。
別れの言葉に「じゃあね」を選んだ秋元康の抜群のワードセンス
さすが天才・秋元康氏。
ワードセンスが抜群だ。
「じゃあね」って言葉で、別れがとても前向きなものになってくる。
おニャン子クラブの全盛期はリアルタイム世代じゃないけど、記憶では解散が決まって最後に歌ったのがこの曲?
たとえこれからもう二度と会うことがなくても、「じゃあね」って言って別れたら「いつかまたきっと会おう」って気になってくる素敵な言葉。
『じゃあね』はアイドルの名曲だったけど、同じ秋元康氏作詞の名曲『川の流れのように』を思わせる叙情詩的なフレーズもある。
春はSAYONARAの港です
人はそれぞれに 船出です
空の陽射しの風に
この次の季節が こぼれてます
このフレーズには、秋元康氏の本気を感じる。
「さよなら」じゃなくて「SAYONARA」ってあたりが、時代を感じさせてなお良い。
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