ラジオのパーソナリティになりたかった。
素敵な音楽を流してみんなに勇気を与えたり、思いつく限りの言葉で傍らに寄り添ってくれるラジオ・パーソナリティのように、皆さんの別れを素敵なものに変えられたら嬉しい。
◆じゃあね
春はお別れの 季節です
みんな旅立ってゆくんです
淡いピンクの桜
花びらもお祝いしてくれます
別れがあれば出会いもある。
4月になれば 悲しみは
キラキラした思い出
皆さんにも素敵な出会いが訪れますように。
渡辺美里『卒業』
『卒業』は渡辺美里さんの19枚目のシングルとして、1991年にリリースされた。
また7枚目のオリジナルアルバム『Lucky』にも収録。
作詞は渡辺美里さんが担当。
作曲は大ヒット曲『My Revolution』を作曲した小室哲哉氏が担当している。
『Lucky』のジャケットは白・青・黄色を基調としたものになっていて、この3色は「Luckyカラー」としてこの年のツアーステージセット、衣装などにも反映されている。
遅れてきた名卒業ソング
卒業ソングとしてはあまり定着しなかったが、あとになってじわじわくる名曲。
渡辺美里さんの曲、好きです。
当時の渡辺美里さんといえば、大ヒットした『My Revolution』熱もひとしきり冷め、あらたに『サマータイムブルース』という名曲を世に送り出したばかりだった。
そんな中で発表された『卒業』は、それまでの渡辺美里さんのイメージとはなんとなく違ったものだった。
和テイストのメロディが、新鮮だったような違和感だったような。
少なくとも渡辺美里さんから花は散るらんなんて歌うイメージは無かったな。
思うに、『卒業』というタイトルが敬遠されたのではないだろうか。
今作品を聴いた印象は学校からの卒業というより、片想いからの卒業という印象が強い。
卒業できない恋もある
街も人も 流れてゆく
卒業できない恋もある
すぐにきみに会いたいのに
こんな気持ちを
うちあけられないままに
タイトルが『卒業』だから、学校の卒業をイメージさせてしまったせいで、内容とのギャップを感じ定着しなかった。
そんな気がする。
だが大人になって聴いてみると、発表当時の印象とはひと味もふた味も違った深い味わいがあった。
つくづく小室サウンド世代なのだなと痛感する。
渡辺美里さんの『卒業』は、もしかしたら、大人になって聴いた方が良い曲なのかもしれない。
知名度はそれほど高くないのかもしれないけど、紛れもなく名曲だよ。
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