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ioritorei’s blog

完全趣味の世界

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《懐かしのドラマをプレイバック》【1997年『ギフト』】木村拓哉の代表作になってもおかしくなかったドラマが放送禁止の憂き目にあう。

 

テレビドラマ

ギフト

 

 

『ギフト』とは

 

 

『ギフト』(Gift)は、1997年4月16日から6月25日まで毎週水曜日21:00 - 21:54に、フジテレビ系の「水曜劇場」枠で放送されたテレビドラマ。

主演は木村拓哉

主題歌はブライアン・フェリー『TOKYO JOE』

連続ドラマ単独初主演となるSMAP木村拓哉が演じる記憶喪失の青年の葛藤を描く社会派サスペンスドラマ。

当時の風潮としては、恋愛ドラマの人気が高かったため異色のテーマ設定だった。

雑誌『ドラマ』に脚本が掲載された際、飯田譲治(脚本担当)萩原健一氏の『傷だらけの天使松田優作氏の『探偵物語に次ぐ男のドラマを目指すとコメントしている。

放送時、松田優作の再ブームも起きて日本テレビ探偵物語の再放送も行われている。

そうした1970年代型青春アクションに魅せられた制作側の企画背景もあった。

1997年11月28日に未放送部分も収録した『ギフト 完全版』として全4巻でVHS化されている。

また、飯田譲治梓河人の共著によるノベライズが発売された。

1998年の事件(※注釈)で加害者が「ドラマを見てバタフライナイフを持った」などと供述したために再放送されず(東海テレビは再放送を途中で打ち切っている)、以後20年近くに渡り封印作品となっていた。

事件後、脚本を担当した飯田氏は自ら『TVドラマギフトの問題 少年犯罪と作り手のモラル』(岩波書店刊)を書き下ろし、この事件、そして本作に対しての思いを綴った。

水曜劇場枠の連続ドラマは古畑任三郎 第2シリーズ』以来1年ぶりだった。

ようやくDVD/Blu-ray BOXが発売されたのは2019年1月9日。

 

 

ギフト Blu-ray BOX(特典なし)

ギフト Blu-ray BOX(特典なし)

 

 

 

※.1998年の事件

 

 

1998年1月28日、栃木女性教師刺殺事件が発生した。

この事件で使用された凶器はバタフライナイフであり、女性教諭を刺殺した少年は、本作の主人公が器用にバタフライナイフを振り回している場面を見て、そこに「かっこ良さ」を見出したなどと供述した。

各マスコミは「少年がドラマの影響で人を殺した」などと報道して、東海テレビはすぐに再放送中の本作を放送中止とした。

1997年10月には、愛知県小牧市で発生した日系ブラジル人少年集団暴行死事件の容疑者である当時19歳の少年が、名古屋拘置所から本作の再放送中止を訴える手紙を送っていたことが判明していることも関係しており、再放送を予定していた仙台放送もプログラムの変更を決定した。

また同年2月2日、東京都江東区で中学3年生の少年が警察官から拳銃を奪おうと、バタフライナイフで襲撃する事件も起こった。

以降、本作は事件の影響を受けて当時発売されていたVHSも全巻が発売禁止となり再放送もされなかったため、長年にわたって視聴が困難な作品となっていたが、2019年1月9日になってようやくBlu-rayとDVDが発売された。

 

 

 

あらすじ

 

 

代議士・岸和田は、横領した51億円と共に失踪した。

横領の共謀者である奈緒は、岸和田の部屋に残されたクローゼットの中から、血まみれの意識を失った青年を発見する。

「早坂由紀夫」と名付けられた彼は、3年後、奈緒美の元で様々な「ギフト」の配達を請け負う「届け屋」として働いていた。

記憶喪失の早坂由紀夫

異様に足が速く、「届ける」ということに異様な執念を持つが、それは記憶を失う前と関係があるのか?

「届け屋」という仕事をしていく中で、由紀夫はさまざまな人と出会い、記憶を取り戻していく…。

 

 

 

放送禁止とキムタクの美しさで伝説化した名作ドラマ

 

 

血とか暴力が地上波で表現できていた頃の日本ドラマ。

実際に起こった事件のせいで放送禁止になってしまったのが非常に惜しいほどの作品だった。
キムタク(木村拓哉氏)の青く爽やかな色っぽさが香りたち、キムタク主演の全ドラマの中でも屈指の美しさを魅せていた。

とにかく綺麗。

このドラマのキムタクが個人的には史上一番美しい。

彼の代表作になってもおかしくなかったドラマだが、諸事情によりいまだに再放送が難しい、不遇のドラマとなってしまった。

ストーリー、演出、音楽、配役すべてが、稀に見る素晴らしさといっても過言ではないほどの傑作。

 

 

 

何かあるとすぐ放送禁止にしてしまうことの是非

 

 

現在の地上波放送では切っても切り離せないコンプライアンス問題

だが、このコンプライアンスの存在こそが、問題ではないのか。

『ギフト』に感化されて起こったとされる事件については、実に哀しいことではあるが、それを追及し出したら地上波では何も放送することができない。

極論だが、ニュースだって裏を返せば犯罪指南書ともいえる。

また、ニュースはどうしようもない現実を突きつけ絶望感しか与えないコンテンツだともいえる。

悪影響を与えるものが悪だというなら、すべての悪を排除すべきだろう。

本気でこの世に絶対的な善が存在すると思っているならば、だが。

話は飛ぶが、国民的アニメ『ドラえもん』のジャイアンスネ夫は、昔より丸くなったという。

何でものび太に対する二人の行動は、イジメを助長するかららしい。

悪影響を与えるから見せない。

バカじゃないの?

そういうものを一切見なければ、悪いことをしないとでも思っているのか?

いつまでも温室の中にだけいることはできない。

いずれは世間の荒波に漕ぎ出さなくてはならなくなる。

温室育ちからしたら、外にはさぞ刺激に溢れていることだろう。

だが、いきなりそんな大量の刺激を与えたりしても大丈夫なものなのだろうか?

何の免疫も持たない人間がいきなり大量の刺激に晒される方が、よほど悪影響というものではないのか?

本当に大切なのは、自分の目で見て、自分で感じて、何が正しいのかを自分で判断できること。

そのためには善いことも悪いことも知らなければならない。

知らなければ判断がつかない。

何事も経験しなければ、つまらぬ規制で人心を統一したところで、その先に自由な心が育つわけがない。

無規制に近いネットが存在するという時点で、地上波がどうのこうのという小さな縛りなんてナンセンスというものだろう。

 

 

Tokyo Joe

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