はじめに
最近はもっぱら邦画ばかり観ているが、だからといって洋画をまったく観ないというわけではない。
だが、洋画然とした派手な作品はあまり得意ではない。
だからアクション映画はあまり観ない。
では、いったいどんな洋画なら観るのか?
本稿では好んで洋画を観ようとしない人間でも、何度でも観たいと思った洋画をご紹介したいと思う。
アメリカ映画(1985〜1990年)
バック・トゥ・ザ・フューチャー3部作
バック・トゥ・ザ・フューチャー
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とは
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(原題:Back to the Future)は、1985年のアメリカのSF映画。
ロバート・ゼメキスが監督とボブ・ゲイルと共に脚本を務め、マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、リー・トンプソン、クリスピン・グローヴァー、トーマス・F・ウィルソンらが出演する。
1985年7月3日にユニバーサル・ピクチャーズにより公開され、高い評価を受けた。
3億8,110万ドルの収益を上げ、1985年の全世界における最高の興行収入を記録した。
批評家からは、ストーリー、コメディ、キャスト(特にフォックス、ロイド、トンプソン、グローバー)などが高く評価された。
複数の賞にノミネートされ、アカデミー賞、サターン賞、ヒューゴー賞を受賞。
また、主題歌であるヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの『The Power of Love』は、世界的に大きな成功を収めた。
現在では1980年代の最高傑作の一つ、SF映画の最高傑作の一つ、そして史上最高の映画の一つとされている。
2007年には、アメリカ議会図書館がアメリカ国立フィルム登録簿に登録された。
その後、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(1989年)と『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』(1990年)の2つの続編が製作された。
あらすじ
友人の科学者ドクの作ったタイムマシン・デロリアンに誤って乗り込んだ高校生マーティは、30年前の世界に飛んでしまう。
その世界でのドクの協力を得て元の世界へ帰る方法を見つけたマーティだったが、彼には少女の頃の母親に惚れられたために変わりつつある歴史の修復作業が残っていた。
バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2
『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』とは
『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(原題:Back to the Future Part II)は1989年のアメリカ映画で、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の続編。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ3部作の2番目にあたる。
SF映画。
監督はロバート・ゼメキス。
あらすじ
未来に行ったマーティが、賭けのネタ本として目をつけたスポーツ年鑑。
それが宿敵ビフの手に渡ったことで、彼は過去の自分にその本を手渡す。
そのために、大きく変化してしまう1985年の世界。
マーティは歪んだ過去を正すため、再び1955年へと旅立つ。
バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3
『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』とは
『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』(原題:Back to the Future Part III)は、1990年のアメリカ映画で、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』の続編。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ3部作の3番目で完結編にあたる。
SF映画。
あらすじ
1955年から1885年の世界に消えたドク。
そしてマーティは、ドクからの手紙を受け取る。
その手紙を出した1週間後、ドクは命を落とすのだった。
マーティはその運命を回避するため、1995年のドクに協力を要請して、70年前にタイムスリップする。
しかし、その時代には、デロリアンを再び走らせるためのガソリンがなかった。
対義語を組み合わせた秀逸すぎるタイトル
Back to the Future=未来の世界へ帰る
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、そのタイトルからして秀逸だった。
「バック(Back)」とは、「戻る」とか「帰る」とか過去がありきの言葉である。
過去にあったところや過去にいた場所へ、元に戻るといった意味で使われる。
そして「フューチャー(Future)」は「未来」のこと。
すなわち『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を直訳すると、「未来へ帰る」ということになる。
普通なら「未来」へ「帰る」とはいわない。
「未来」へは「進む」とか「歩む」といった、前進を表す言葉が続くものだ。
それをあえて「未来へ帰る」とした遊び心はあまりにも秀逸すぎた。
そんなことまで見越して撮影していた⁉︎
映画史上最もシリーズ繋がりが滑らかな3部作品
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、映画史上最もシリーズ繋がりが滑らかな3部作品であると著者は思う。
いくらもともと3部作予定であったとしても、「まさかそこまで…」と感心するほど細かい部分までしっかり事前に撮影されている。
そしてだからこそ、あれほどの大ヒットに繋がった。
『Part1』のあのシーンの裏でまさかあんなことが起こっていたなんて…
そんなシーンが続編では多数散りばめられている。
3部作を通して引かれたすべての伏線を、最後にキッチリ気持ちよく回収してくれる。
痛快とは、まさにこのことだろう。
映画史に燦然と輝く『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ
実は『Part1』と『Part2』にはPG12の年齢制限がかけられていた
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』にPG12の年齢制限がかけられた理由として映倫曰く、「未成年の飲酒、喫煙シーン」があるからだとか。
ビフ・タネンとその仲間たちが未成年という設定であるにもかかわらず、たしかに喫煙や飲酒をしていた。
そして同様のシーンが幾つもあるという理由から、『Part1』『Part2』ともに指定されたようだ。
そんなことをいちいち気にして観ていた人はいないだろうが、おおらかなあの時代になんとも不可解な規制だろう。
これからお子さんに観せたいと考えられている親御さん、一応頭に入れておいた方が良いかもしれない。
まったく問題ないとは思うのだが…
バック・トゥ・ザ・フューチャー トリロジー・ボックスセット [DVD]
☆今すぐApp Storeでダウンロード⤵︎