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完全趣味の世界

【宮崎駿監督作品『となりのトトロ』】失われた日本の原風景に出会える傑作アニメ。

 

宮崎駿監督作品

となりのトトロ

 

 

となりのトトロ』とは

 

 

となりのトトロ』(英題:My Neighbor Totoro)は、スタジオジブリ制作の長編アニメーション映画。

宮崎駿監督作品。

昭和30年代前半の日本を舞台にしたファンタジー

時代設定は昭和30年代初頭(カレンダーは1952年及び1958年の日付)とされているが、宮崎監督は「テレビのなかった時代」とだけ述べており、特定の年代を念頭に置いて演出したわけではない。

後に宮崎監督は、1953年を想定して作られたとも述べている。

田舎へ引っ越してきた草壁一家のサツキ・メイ姉妹と、子どもの時にしか会えないと言われる不思議な生き物・トトロとの交流を描く。

本作の原型となる構想は、宮崎駿監督が1970年代に日本アニメーション、そしてテレコム・アニメーションフィルムに在籍していたころに書き連ねていたイメージボードに残されている。

宮崎監督によれば、当初は本作品を絵本にするつもりであったという。

その後イメージボードと企画書を東京ムービーに提出し、テレビスペシャルなどへの採用を模索していたとされるが、この企画は通っていない。

なお押井守氏×鈴木敏夫氏×川上量生氏の三者鼎談において押井、鈴木両名の述懐によると、

もともとは人間とトトロ族の戦いの話だった。

太古の昔、人間とトトロ族が戦って、トトロ族は負けた。

そのなかの生き残り、それが映画では現代の所沢にトトロ族の末裔がひょこっと顔を出した話。

という。

この物語のプロットは、後に高畑勲氏原作・監督・脚本の平成狸合戦ぽんぽこに活かされることになる。

観客動員数は約80万人。

配給収入が5.9億円と風の谷のナウシカを大きく下回り公開当時は振るわず、興行的には外れてしまう(この失敗のおかげで資金回収のために魔女の宅急便が製作されることになった)。

しかしキネマ旬報の「日本映画ベストテン」第1位など、各種日本映画関係の作品賞を獲得。

さらに1989年4月28日以降、日本テレビ放送網の「金曜ロードショー」でジブリ最新作公開年の夏、最新作公開日前夜の放送日等に放映されており、毎回高視聴率を記録する。

2010年7月23日には「金曜ロードショー」枠で1989年4月のテレビ初放送から数えて12回目のテレビ放送が実施され、全12回中10回目の視聴率20%越えを達成した(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)。

1998年以降は2年おきにテレビ放送されており、2014年7月11日に14回目、2016年11月4日に15回目、2018年8月17日に16回目、2020年8月14日に17回目、2022年8月19日に18回目の放送となる。

黒澤明氏は「ネコバスが凄く気に入った」と語っており、「黒澤明が選んだ100本の映画」にてアニメ作品で唯一トトロが選ばれている。

トイ・ストーリーファインディング・ニモの監督・総指揮で知られるジョン・ラセター氏は「僕の人生で最も好きな映画の1つだよ」と述べている。

宮崎監督は、「登場人物たちは作品完成後も年々自分の頭の中で年を重ねており、現在では主人公も嫁いで元気に暮らしている」と述べている。

「(宮崎監督の中では)そのまま若いままではいないです。いませんよ。そりゃあ。もうあの人たち(さつきとメイ)はすっかりもう成人になってます。すっかりいい娘になって、その後結婚した後は、知らない(笑)」という。

 

 

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あらすじ

 

 

昭和30年代前半の初夏 (5月) 。

小学生のサツキと、幼い妹のメイ、父の三人が、入院療養中の母の病院の近くであり、空気のきれいな所で暮らすため、農村へ引っ越してくる。

引越し先の古い家を探検していたサツキとメイは、ピンポン球ほどの真っ黒なかたまりがたくさん住み着いているのを見つける。

驚いた二人に対し、引っ越しの手伝いに来ていた隣のおばあちゃんが、それはススワタリというもので、子供にしか見えず、害もなく、人が住み始めるといつの間にかいなくなるのだと教えてくれる。

おばあちゃんの孫のカンタがおばけ屋敷と呼んでからかうこの家で三人は新しい生活を始める。

小学校が田植え休みになった6月のある日、三人は入院している母の見舞いに行き、新しい家がおばけ屋敷だったと伝える。

サツキとメイは母がおばけ嫌いであることを心配していたが、母は少しも怖がらず「自分もおばけに会いたい」と言ってくれる。ほっとした二人は、母が早く退院していっしょに暮らせることを願う。

そんなある日、一人で庭で遊んでいたメイは不思議な小さな生き物を二匹見つける。

追いかけていったメイが、家の隣の塚森の中心で、大きなクスノキの根元に開いた深い穴の入り口でドングリを見つけ、拾おうとして穴の中に転がり落ちると、穴の底にぽっかり開いた空間にずっと大きな生き物が寝ていて、メイが名前を聞くと生き物は何かつぶやくがそれがメイには "トトロ" と答えたように聞こえる。

やがてトトロの腹の上で眠ってしまったメイは、いつの間にか塚森の中で一人で寝ているところをサツキに発見される。

メイはサツキと父にもトトロを見せようとするが、トトロがいた場所が見つからない。

二人が笑い出したため腹を立てたメイに対し、父は「トトロはきっとこの森の主で、いつでも会えるわけではないのだ」と優しく教え、三人で塚森へ向かうと「これからもよろしくお願いします」と引っ越しのあいさつをする。

その晩、サツキは母あての手紙にこの時の出来事を書き記し、自分もトトロに会ってみたいと添える。

梅雨の季節となった雨の夕暮れ、サツキとメイがバス停で父の帰りを待ち、辺りが暗くなると、大トトロがやって来て二人の隣にのそりと立つ。

ずぶぬれのトトロを見かねてサツキが父の傘を貸してやると、トトロはお礼に木の実が入ったササの葉の包みを渡し、バスの姿をしたネコ(ネコバス)に乗って行ってしまう。

帰宅した二人は木の実を庭にまいたがなかなか芽が出ない。

7月の満月の夜中、二人が目を覚ますとトトロたちが庭を歩き回っている。

トトロたちが祈ると庭土から芽が出てそれがあっという間に大木へと育つ。

大トトロは不思議なコマを回すとそれに乗り、中と小トトロ、サツキとメイを抱いて空を飛ぶ。

やがて、クスノキの高枝でトトロたちとサツキ、メイが吹くオカリナの音色が聞こえてくる。

翌朝、二人が目覚めると大木は消えていたが、庭には小さな芽がたくさん出ていた。

二人は「夢だけど夢じゃなかった」と大喜びする。

やがて夏休みとなった8月のある日、二人がおばあちゃんと畑で野菜を収穫していると、カンタが「レンラクコウ」という病院からの電報を持って走ってくる。

サツキは父と電話で連絡を取り、母が体調を崩してしまったために退院が延びたことを知る。

しかし、そのことをメイに伝えると、メイは「いやだいやだ」とだだをこね、二人は大喧嘩してしまった。

だが、家に戻った直後にサツキはこらえきれずおばあちゃんの前で大泣きしてしまう。

しっかり者のサツキも、内心は母を失うかもしれない不安と恐怖いっぱいだったのだ。

その様子を見ていたメイは日が暮れる中、トウモロコシを抱いたまま一人でどこかへ向かい、そのまま行方不明となってしまった。

村の人々が総出で探し回るがメイは見つからず、途方にくれたサツキはワラにもすがる思いでトトロに助けを求めに塚森へ行く。

大トトロはどうすればいいのか分からないと絶望のあまりに泣き崩れるサツキを見て、泣かないでと言わんばかりに慰め、サツキを連れてクスノキのてっぺんに登り、ネコバスを呼び寄せる。

サツキを乗せたネコバスは風のように走り、道に迷って泣いていたメイを無事に見つけることができた。

メイはどこかへ向かったことを謝罪し、二人は和解した。

メイは母にトウモロコシを届けようとしていたのだった。

すっかり日が暮れたころ、ネコバスが二人を病院に連れて行くと、そこには元気そうに父と話す母の姿があった。

母は生きていたのだった。

母が二人の気配を感じて目を向けると、窓辺にメイが持ってきたトウモロコシが置かれており、その葉には「おかあさんへ」と刻まれていた。

その後、サツキとメイはネコバスで家まで送ってもらい、そこでカンタとおばあちゃんと合流すると、四人仲良く家路を歩く。

トトロたちは今夜もクスノキの上で仲良くオカリナを吹いているのだった。

エンディングでは、秋と冬の場面が描かれている。
 

 


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音楽

 

 

オープニングテーマ

 

  • 「さんぽ」

作詞 - 中川李枝子 / 作曲・編曲 - 久石譲 / 歌 - 井上あずみ

 

童謡としても歌われており、カラオケなどでもアニメソングでなく童謡に分類される場合がある。

CDでは杉並児童合唱団のコーラスが付いているが、映画では井上のソロで2番が省略されている。

 

 


 

さんぽ(となりのトトロ)

さんぽ(となりのトトロ)

 

 


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エンディングテーマ

 

作詞 - 宮崎駿 / 作曲・編曲 - 久石譲 / 歌 - 井上あずみ

 

映画では転調せず、2番のサビで終了する。


 

となりのトトロ

となりのトトロ

  • provided courtesy of iTunes


 

となりのトトロ-エンディング主題歌-

となりのトトロ-エンディング主題歌-

 

 


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まことしやかに囁かれる『となりのトトロ』都市伝説の数々

 

 

❌トトロ死神説

 

トトロに関する都市伝説はこのトトロ死神説からほぼ成り立っているといえる。

これはトトロのモデルともいわれる、トロールの伝承を誇張したものであると思われる。

ちなみにトロールとは北欧の伝承に登場する妖精・怪物・妖怪の類である。

トロールが小さい子供をさらう死神のような存在と描かれることもあり、それがもとでトトロ=死神となったのだろう。

子供や犬など純粋なものにしか見えない所も

「死期が近い人間、もしくは死んだ人間にしか見ることができない。」とデフォルメされ解釈されているようだ。

 

 

❌サツキとメイは死んで幽霊になった説

 

これも死神トトロ説ありきの説。

物語後半で、メイを探すためトトロにお願いに行くサツキ。

トトロはネコバスを呼び、メイの元に向かう

実はこの後再会した二人には、影が描かれてないのだ。

これも冷静に分析すれば理由は単純明快だったりするものだ。

例えば単純に陽が落ちて暗くなったことで、演出上必要ないと判断された結果。

ピュアな作品ほど邪推したがるのは、人の悪いクセだ。

 

 

❌池に落ちていたサンダルは本当はメイのものだった説

 

実は池に落ちていたサンダルはメイのもので、メイはあの池で亡くなっていた。

それに気づいたサツキは崩れ落ち、メイに会うためにはトトロにお願いし、自分の命と引き換えにメイに会わせてもらえるよう懇願していた。

結果、二人とも死んでしまった…。

…ということになるようだが、観察してよくみてほしい。

あのサンダルは色は似ているが、デザインがまったく違っている。

 

 

🔺ネコバスはあの世に繋がる乗り物説

 

これは完全に嘘だとも言い切れない説。

それはトトロ続編ともいわれるめいとこねこバスに、お化けを乗せて風浄土に行くネコバスが存在するからである。

実はネコバスってたくさんいるらしい。

小さいのもいれば、飛行機のように大きく空を飛ぶネコバスなんかも…

行先には「風浄土」と書いており、まさに死の国に向かう飛行型バス。

サツキとメイが雨の中でお父さんを待っていた、あのバス停から出発する。

ただサツキとメイを乗せたネコバスとは、明らかに大きさやら貫禄やら全てが違っている。

ネコバスにも、それぞれ運ぶ人や路線なんかが振り分けられているのかもしれない。

本編とは関係ないが少し気になるのは、ネコバスが乗せているお化けがトトロの形をしていること。

トトロは森の主だ。

これほど「沢山のトトロが天国に向かう=沢山の森が死んでいる」という、宮崎駿監督ならではのメッセージなのかもしれない。

 

 


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❌エンドロールは実は過去の回想シーン説

 

もしメイとサツキが死んでいるとするならば、エンドロールの画は一体いつのシーンなのか?

この矛盾を解決するために、辻褄合わせで生まれたであろう都市伝説。

実はエンドロールは過去の回想シーンであった!…というもの。

エンドロールを観てみると、たしかに本編のサツキよりも幼く見えなくもない。

しかし、よくよくちゃんと観てみてほしい。

もし過去の回想であるならば、サツキとメイが引っ越す前の都会の映像になるはずだ。

そしてカンタにもまだ会っていないはずなのだ。

エンドロールでカンタが登場するのはおかしな話。

またお母さんとお風呂に入ってるシーンでは、引っ越し先のお風呂場以外のロケーションが非常に考え難い。

仮にあの家を選んだ条件が、前とよく似た作りのお風呂場だったとしたなら、サツキとメイは初見であれほど驚き喜ぶはずもない。

故にこの説も却下である。

 

 

都市伝説についてジブリ公式回答

 

トトロは死神なんですか?」という一般の方からの問い合わせばかり。

みなさん、ご心配なく。

トトロが死神だとか、メイちゃんは死んでるという事実や設定は、「となりのトトロ」には全くありませんよ。

最近流行りの都市伝説のひとつです。

誰かが、面白がって言い出したことが、あっという間にネットを通じて広がってしまったみたいなんです。

「映画の最後の方でサツキとメイに影がない」のは、作画上で不要と判断して略しているだけなんです。

みなさん、噂を信じないで欲しいです。…とこの場を借りて、広報部より正式に申し上げたいと思います。

 

 

 

失われた日本の原風景に出会える傑作アニメ

 

 

都市伝説はすべてガセネタ

 

前述したように、様々な都市伝説が生まれたとなりのトトロではあるが、裏を返せばそれだけ邪推したくなるほど純粋な作品だったといえる。

人間は白く純粋なものを、自らの手で汚したがる悪癖がある。

そのクセが多くの都市伝説を生んだのだろう。

 

 

日本の原風景

 

実際に昭和30年代の景色を見たことがあるわけではないが、観ているとなんだか懐かしい気分になるとなりのトトロ

それはきっと深層心理の中にある、田舎の祖父母宅と重ね合わせているからであろう。

田舎の祖父母宅というのは、何年経とうが外観はさほど変化したりしない。

そういう意味でいえば、昭和30年代の景色とはさほど変わらないのかもしれない。

だから懐かしく感じるのであろう。

劇中で描かれる井戸の呼び水も、五右衛門風呂も、すべてが未経験なのに、何故かちゃんと知っている。

となりのトトロで描かれる景色は、日本人のDNAに刻み込まれた、日本の故郷像なのであろう。

それがなんとも心地良いから、となりのトトロは人気がある。

ちなみに釜で炊くご飯だけは、祖父母宅で実際に体験したことがある。

美味しいんだよね、羽釜で炊くご飯って…。

黒電話は知っているが、壁掛け電話(?)はさすがに見たことはない。

そういえばとなりのトトロで、いまだに鮮明に覚えていることがひとつある。

それは昔家族で視聴していた時のこと。

物語終盤でカンタが大人用の自転車に乗るシーンがある。

その乗り方が非常に特徴的なのだが、それを観た両親が、「懐かしい」「昔はああやって乗っていたよね」と呟いたこと。

となりのトトロで描かれる世界観は、やはり日本の原風景だった。

 

 

 

いい加減もう飽きたという声もあるが…

 

 

これだけ何度も地上波放送されていれば、いい加減もう飽きたという声が上がるのも無理ならぬこと。

だが日本の原風景が急速に失われていく昨今で、となりのトトロが描く世界観は、失ったものを取り戻す数少ないチャンスでもある。

今のペースなら2年に一度の地上波放送だ。

これくらいのスパンでの放送ならば、たとえ20回目の放送になろうが、大きな心で見守ってあげてほしい。

ささくれ立った今の日本人には、心の故郷が必要だ。

 

 

 

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