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ioritorei’s blog

完全趣味の世界

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【2024年大河ドラマ『光る君へ』第三十五回「中宮の涙」】《新たな推しの誕生》 中宮彰子役をつとめる見上愛の名演技に魅せられて。

 

2024年大河ドラマ

『光る君へ』第三十五回「中宮の涙」

 

 

《新たな推しの誕生》 中宮彰子役をつとめる見上愛の名演技に魅せられて

 

 

 

 

 

 

 

『光る君へ』とは

 

 

躍動せよ!平安の女たち男たち!

創造と想像の翼をはためかせた女性 紫式部

 

2024年大河ドラマ『光る君へ』は、平安中期に、のちに世界最古の女性による小説といわれる源氏物語を生み出した、紫式部の人生を描く。

武家台頭の時代を目前に、華やかにひらいた平安文化の花。

きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生に挑戦する大河ドラマ

 

 

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源氏物語」とは

 

源氏物語は今から1,000年ほど前の平安時代中期に完成したとされる日本最古の長編小説である。

全54帖で文献初出は1008年(寛弘五年)、平安末期に「源氏物語絵巻」として絵画化された。

主人公は輝くように美しく、才能にも恵まれ、「光る君」と呼ばれた皇子、光源氏(ひかるげんじ)。

幼い頃に亡くした美しい母の面影を求めて、数々の女性と恋愛遍歴を重ねる。

作者の紫式部は朝廷に仕えていた女官で、王朝文化が花開いた時代の貴族社会を美しい文体で綴っている。

 

 

 

第三十五回「中宮の涙」あらすじ

初回放送日:2024年9月15日

 

 

道長(柄本佑)は中宮・彰子(見上愛)の懐妊祈願のため、息子の頼通(渡邊圭祐)と共に御嶽詣へ向かう。

しかし険しい行程と悪天候に悩まされ、目的地である金峯山寺への到達に手こずっていると、伊周(三浦翔平)が武者を引き連れ、不穏な動きを見せる。

その頃、まひろ(吉高由里子)の書く物語に興味を持った一条天皇(塩野瑛久)が、まひろに物語の真意を尋ねては、自身の境遇を重ね…。

さらにまひろは彰子の本心を知り…。

 

 


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(35)中宮の涙

(35)中宮の涙

 

 

 

 

 

 

 

《新たな推しの誕生》 中宮彰子役をつとめる見上愛の名演技に魅せられて

 

 

光る君に引き取られて、育てられた娘は、私のようであった

私も幼くして入内してここで育ったゆえ

 

彰子と女房たちで一緒に読んだ「源氏物語」第5帖の「若紫」。

まだ年端もゆかぬ子供なのに光源氏に強引に引き取られ、光源氏の元で養育されることになった姫君(紫の上)。

その姫君の境遇に、中宮彰子は自分を重ね合わせる。

彰子にとって、まひろの物語の "光る君" は一条天皇のイメージであるから、彼女がどう読み解いたのかは一目瞭然だ。

現在の彰子は、"光る君" の遊び相手であるこの姫君そのもの。

一条天皇とまともな接点がないのだから、正確に言えば姫君の段階ですらない。

それでもこれまで家のためにと、中宮らしい中宮をひたすら演じてきた彰子は感情を押し殺してきた。

だが、まひろの描く「源氏物語」に彰子の心が動き、これまで秘めてきた本当の自分の気持ちを初めて吐露する。

 

この娘はこのあとどうなるのだ

光る君の妻になるのがよい

妻になる

なれぬであろうか

藤式部、なれるようにしておくれ

 

本当の主語は「この娘」ではなく「私」だろう。

問わず語りのうちに、彰子の溢れる想いが次々に言葉になっていく。

私が妻になりたい…彰子がこれまで秘めてきた本当の気持ちにまひろが応える。

中宮様、帝に『まことの妻になりたい』と仰せになったらよろしいのではないでしょうか。帝をお慕いしておられましょう。」

 

そのような事をするなど、私ではない

 

気色ばむ彰子。

だが彰子の気持ちをしっかりと見つめてきたまひろはこう続ける。

「私の存じ上げる中宮様は、青い空がお好きで、冬の冷たい気配がお好きでございます。左大臣さまの願われることも、ご苦労もよく知っておられます。敦康親王様にとっては、唯一無二の女人であられます。色々な事にときめくお心もお持ちでございます。その息づくお心のうちを、帝にお伝えなされませ。」

その時現れた一条天皇の姿に、彰子の感情が一気に溢れ出す。

 

御上、お慕いしております

 

 


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この名シーンも、冷静に観てみればツッコミどころがないわけではない。

唐突に感情を露わにした彰子に違和感を覚えた人もいただろう。

この演出自体がベタだったのかもしれない。

だが、それらすべてがどうでもよくなるほどに、見上愛さんの名演技に惹きつけられてしまった。

彰子はこれまで徹底的に無表情・無感情を貫いてきた人物だ。

その姿はまさに傀儡。

親のため、家のためにとひたすら自我を殺してきた。

喜怒哀楽を一切出さない見上愛さんの演技も、それはそれでたしかに印象的ではあった。

 

 


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しかし感情の起伏がみられない演技は、観る者の記憶に残りづらい。

演じていた見上愛さんご自身も、実は辛かったのではないだろうか。

だが、そうして地道に積み上げてきた見上愛さんの努力が、この瞬間、最大級の伏線となって『光る君へ』屈指の名シーンを生み出すことになる。

そのあまりの唐突ぶりが、逆に観る者の意表を突く。

大河ドラマは歴史を描く。

故に我々はこれからどうなるかを知っている。

にもかかわらず「ここでいくのか!?」と不意を突かれ、見上愛さんの演技で一気に引き込まれ、涙を誘われた。

この瞬間に新しい推しが誕生した。

実は見上愛さんという俳優は、『光る君へ』が初見ではない。

Netflixシリーズ『幽☆遊☆白書の雪菜役で一度拝見している。

この時の演技はたしかに印象的ではあったものの、推しになるまでには至らなかった。

しかし『光る君へ』でこんな凄いシーンを魅せられてしまったら、もはや推さざるを得ない。

新たな推しとなった見上愛さんの今後の活躍に期待し、注目していこう。

ちなみに余談ではあるが、ここでの一条天皇役塩野瑛久氏の演技も実に見事なものであった。

思いもよらない彰子の突然の告白を受けて一瞬の逡巡。

驚き、困惑、理解、共感、決断…。

ほんの数秒のうちに目まぐるしく動いた一条天皇の心情を的確に表現していた。

まだ推しにまでは至らないが、塩野瑛久氏も今後の活躍が期待される有望俳優のひとりである。

 

 

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