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洋画の派手さこそないがどうしようもなく心にしみる…【名作邦画をプレイバック】阿部サダヲ主演『殿、利息でござる!』

 

 

 

 

洋画の派手さこそないがどうしようもなく心にしみる…
それこそ邦画の最大の魅力

 

 

洋画の派手さこそないがどうしようもなく心にしみる…

それが邦画の良さだと思う。

昔は当たり前のように洋画一択だったが、近年の邦画はなかなかバカにできない。

製作費でハリウッドに勝てないならシナリオと演出と演技で勝負といわんばかりに、邦画のクオリティーは年々高くなっている。

たしかにハリウッド映画は華やかで見栄えもするが、どうしても大味になってしまっているように感じる。

演出的にはどうしても地味な邦画ではあるが、シナリオ的に感性が合うのはやはり制作者が同じ日本人だからだろうか。

もちろん作品によるが、邦画には洋画のクライマックス的派手な見せ場がほとんどない。

ドッカンドッカン爆破しないし、ガガガガ派手な銃撃戦もない。

カッコいい戦闘機も、イカツイ戦車も邦画とは無縁に近い。

だが、最近そんな邦画が観ていてとても心地よい。

ガチャガチャとうるさいだけの映画は苦手だ。

時には深く考えさせられ、じわじわ心にしみてくる映画を好むようになってからというもの、邦画が面白くて仕方ない。

日本人ならではの感性で演出し魅せていくのが邦画だ。

ここではまったく派手ではないけれど、どうしようもなく心にしみて今なお強く記憶に残っている邦画をご紹介したいと思う。

 

 

 

殿、利息でござる!

 

 

殿、利息でござる!』とは

 

 

殿、利息でござる!』は2016年5月14日に公開された映画だ。

原作は磯田道史氏の評伝「穀田屋十三郎」(『無私の日本人』所収)で、18世紀に仙台藩の吉岡宿で宿場町の窮状を救った町人達の記録『国恩記』(栄洲瑞芝著)を元にしている。

松竹・東日本放送共同製作。

東日本放送開局40周年記念作品。

主演は阿部サダヲ氏。

キャッチコピーは『ゼニと頭は、使いよう。』である。

 

 

殿、利息でござる! [DVD]

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あらすじ

 

 

1766年(明和3年)の仙台藩領内の宿場町・吉岡宿。

仙台藩の宿場町には宿場町間の物資の輸送を行う「伝馬役」が課せられており、通常は藩より宿場町に助成金が支給されているのだが吉岡宿は藩の直轄領ではないため助成金が支給されていなかった。

このため伝馬役にかかる費用は全て吉岡宿の住人が負担して町は困窮し、破産者夜逃げ者が相次ぐ有様であった。

このような町の有様を案じていた造り酒屋の当主・穀田屋十三郎は、町の窮状を訴えるため代官に訴状を渡そうとするが、京から帰ってきたばかりの茶師・菅原屋篤平治に命が危険であると止められる。

ある日の晩、未亡人ときが営む煮売り屋「しま屋」で篤平治と偶然一緒になった十三郎は、吉岡宿を救う手立てが何かないか相談する。

篤平治が出した策は、吉岡宿の有志で銭を出し合い藩に貸して利息を取り、それを伝馬役に使うという奇策であった。

百姓がお上にお金を貸すなど、案を出した当の篤平治ですら夢物語と言うほど現実味がない策のように思われたが、十三郎は策の実現のため、同志集めと銭集めに動き出す。

十三郎と篤平治は吉岡宿の実力者である遠藤幾右衛門と千坂仲内を説得して同志に引き入れ、秘密裏に銭集めを進めていくが、十三郎たちの行動は次第に吉岡宿の人々の関心を集めるようになり、周囲に諭されて銭を出す者や名誉欲に駆られて銭を出す者も現れ出した。

また私財を売り払ってまで銭集めに奔走する十三郎に対し、息子の音右衛門が反発するなど問題が山積していた。

そんな中、十三郎の弟で実家の造り酒屋浅野屋を継いでいた甚内が協力を申し出て、目標額の千両に相当する5千貫文を集めた。

出資する商人が尊敬を集める一方で出資しない商人が蔑まれるなど宿場内に出始めた不和を心配した千坂は銭を出した商人たちに徹底的に慎みを求め、子々孫々にいたるまで出資を自慢せず上座に座る事もなく慎ましい生活を送る事などを誓わせる。

しかし十三郎たちの申し出は代官橋本権右衛門、郡奉行・今泉七三郎を経て仙台藩庁に提出されるが、出入司の萱場杢に却下されてしまう。

人々は策を諦めかけるが守銭奴と悪評が立っていた先代・浅野屋甚内が、伝馬役の免除のために銭を貯めていたことが分かり、吉岡宿のために動いてくれていた先代甚内に感銘を受けた吉岡宿の人々や代官・橋本の活動により萱場は申し出を受け入れる。

しかし、「藩は銭(貫文)は取り扱わないので、金(両)で納めるように」と言われる。

藩は財政難で銭を乱発していたため交換比率が下がっており、さらに銭が必要となった。

吉岡宿の人々が各々銭を工面するが銭が足りず、最終的に甚内が酒屋である浅野屋を潰すほど出資したり音右衛門が仙台に奉公に出て10年分の給料を前借りするなどして千両を揃えた。

十三郎たちは萱場から報奨金を受け、浅野屋のために銭を渡そうとするが甚内はその銭さえも宿場の人々に分け与えようとして固辞。

そこへ藩主・伊達重村が現れ、3つの酒名を与えて浅野屋を潰さぬよう命じのであった。

 

 

 

何ひとつ派手なヤマ場がない歴史映画の傑作

実話がもとになっているから、ふざけたタイトルとは裏腹に泣ける名作

 

 

明治時代が舞台といっても明和3年のこと。

ほとんど江戸時代のようなもので、チョンマゲに袴の時代劇だ。

時代劇といえば、侍が派手に斬りあうチャンバラシーンを誰もが想像するだろう。

しかし今作品に、格好良い殺陣のシーンなんかひとつもない。

何故なら、この物語の主人公は商人だからである。

武士も出てくることは出てくるが、財務担当者ばかりで武闘派とはほど遠い。

ほぼ全編にわたって、商人が金集めしているだけである。

こんな風に評してしまうと興味がなくなってしまうかもしれないが、何も武士の派手な斬りあいだけが歴史映画の醍醐味ではない。

その時代がどういう世の中で、どんなことが起き、人々は何を考え、どうやって生きていたのかを知ることもまた、歴史映画の楽しみ方のひとつである。

殿、利息でござる!』なんてふざけたタイトルがついているが、今作品は実話である。

実際にあった制度で、実際に苦しめられていた人々がいて、映画の内容のことが実際に起きている。

それを踏まえたうえで観てみると、より一層感動すること請け合いだ。

主要登場人物たちの、酷く人間臭くも崇高な人間性をみせられたら感動するなという方が無理な話である。

「武士は食わねど高楊枝」というが、武士以上に格好良い商人の闘う姿がそこにある。

美学を忘れた今の日本人にこそ、観るべき作品なのかもしれない。

 

 

 

氷上のプリンスが殿様に?

羽生結弦選手の名演技が見所のひとつ

 

 

羽生結弦選手の出演は映画公開当時かなり話題になった。

何といっても、氷上の王子様が殿様役を演じるのだ。

話題にならないわけがない。

実際の羽生結弦選手の出演シーンは本当に最後の最後で、物語にのめりこんでいるとそのことを忘れてしまう。

出てきてびっくり!

「あー、そうだった」という感じになるから、何度でも新鮮な気持ちで観れるという点でお得感がある。

羽生結弦選手の出演もさることながら、その演技にも注目だ。

フィギアスケーターというのは、演者という点で俳優と変わりないのだろう。

羽生結弦選手の表現力はさすがのひと言。

殿様役ながら、どこぞの公家のような気品すら感じる。

見事な大岡裁きで物語を締めくくった、羽生結弦選手の見事な演技は一見の価値ありだ。

 

 

 

 

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