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【徹底考察】アニメ化される作品はなぜことごとくいつも原作ファンから不評なのか?

 

【徹底考察】昨今のアニメ化作品について

なぜ原作ファンからはいつも不評なのか?

 

 

アニメ化された作品のほとんどが原作ファンから不評

 

 

当ブログでは頻繁にアニメの考察を行っているが、その都度思い知らせるのが「アニメ化された作品のほとんどが原作ファンから不評」ということだ。

アニメしか知らない人間にとっては面白くても、何故か原作ファンには不評を被ってしまう。

どうしてこういった「ねじれ」が生じるのかを考えてみた。

 

 

 

哀しい現実

 

 

当ブログで考察を始める際には、まずはアニメを視聴してから下調べをするのだが、そのほとんどから「原作ファンからは不評」という文言を見つける。

個人的には調べるたびに「原作ファンからは不評」と書かれていてげんなりする。

「えー、なんでー?」とか「これもかい⁉︎」と思うのだが、これが事実であるようだから仕方ない。

仕方ないのではあるが、アニメで面白いと感じた作品が不評なのはやはり哀しい。

 

 

 

原作ファンから不評だった作品の数々

 

 

例を挙げてみよう。

 

 

探偵はもう、しんでいる。

 

原作ストーリーを端折りすぎたことと、作画のクオリティが不評の理由。

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86-エイティシックス-

 

原作ストーリーの端折り方で、内容がわかりずらくなったのが不評の理由。

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ようこそ実力至上主義の教室へ

 

原作シナリオの順番の変更と、登場キャラの扱い方が不評の理由。

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BASTARD!! -暗黒の破壊神-

 

原作ストーリーには忠実。

だが作画のあまりの低クオリティが不評の理由。

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不評と大ヒットの差とは

 

 

原作に忠実であっても不評な作品もあれば、原作に忠実じゃなくても大ヒットする作品もあるのは何故だろう?

 

 

アニメ化で不評から大ヒットまでを経験

ジョジョの奇妙な冒険

 

BASTARD!! -暗黒の破壊神-』の項で少し触れたくらいで、当ブログ未着手のアニメ。

だがジョジョの奇妙な冒険の大ヒットまでの流れが、本稿の問題にとって一番わかりやすい例かもしれない。

ジョジョの奇妙な冒険の原作はコミック。

クセのある作画で、好き嫌いが大きく分かれた作品である。

そんなジョジョの奇妙な冒険がはじめてアニメ化されたのはOVAでだった。

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース Blu-ray BOX<初回仕様版> 

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TVアニメ ジョジョの奇妙な冒険 Blu-ray BOXセット

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OVA

 

このOVAは原作の途中のエピソードから映像化する形が取られている。

そしてストーリーは一部が改変されていた。

 

ジョジョの奇妙な冒険

(1993年 - 1994年、全6話)

 

Part3の後半部のアニメ化作品。

イギーの加入からエジプトでの戦いを描く。

 

ジョジョの奇妙な冒険

(2000年 - 2002年、全7話)

 

Part3の前半部のアニメ化作品。

ジョセフとアヴドゥルの来日から対エンヤ戦までを描く。

後半部OVAとほぼ同じスタッフにより制作されている。

 

 

劇場版

 

後にジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッドとして劇場版化されている。

 

ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド

(2007年2月17日全国公開)

 

Part1のアニメ化作品で、OVAとほぼ同じスタッフにより制作されている。

ストーリーがかなり簡略化されており、スピードワゴンなど多くの主要人物も登場しない。

 

 

すこぶる不評だったOVAと劇場版

 

ジョジョの奇妙な冒険の初のアニメ化は手痛い結果に終わった。

何故か。

不評だったOVAと劇場版に共通しているのは、前述した通り、原作のストーリーを軽んじたことである。

どちらもストーリーを簡略化したり、下手すると重要登場人物すら登場していない。

これでは原作ファンからの不評はもちろん、アニメファンからも叱責されて致し方ないだろう。

 

 

せっかくの独特の世界観も平均化

 

考えられる不評の理由としてもうひとつ。

それはジョジョの奇妙な冒険の持つクセを極力なくし、平均化してしまったことが挙げられる。

前述したがジョジョの奇妙な冒険の作画には好みが大きく分かれるほどのクセがある。

そのクセが敬遠される大きな理由ではあるが、大ファンがこよなく愛すのもそのクセなのである。

それを万人に媚びるように改悪してしまえば、大ファンですら離れてしまうのが自明の理というもの。

この時のアニメ化では作画も酷かったが、声優陣もまた酷かった。

ちなみに酷かったというのは、キャラ設定を無視したキャスティングが酷かったという意味。

実力がある声優さんでも、イメージからかけ離れたキャラクターを演じさせられたら、不評になるのも当たり前のことである。

こんな調子では、原作がいくら名作でも大ヒットするはずもない。

 

 

TVシリーズとして再びアニメ化

 

ジョジョの奇妙な冒険は2012年10月より、改めてTVアニメシリーズ化されることになる。

 

ジョジョの奇妙な冒険(1st season)

(2012年10月6日 - 2013年4月6日)

 

ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース(2nd season)

(2nd 前半:2014年4月5日 - 9月12日・2nd エジプト編:2015年1月10日 - 6月20日)

 

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない(3rd season)

(2016年4月2日 - 12月24日)

 

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風(4th season)

(2018年10月6日 - 2019年7月28日)

 

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン(5th season)

(第1クール:2022年1月8日 - 3月26日・第2クール:2022年10月8日 -※予定)

 

 

ジョジョ愛に溢れた制作陣

 

TVアニメシリーズでば、メインスタッフがディレクターの津田尚克氏など、ジョジョのファンで固められてい。

シーズンごとに一部のメインスタッフの変更はあるものの、ディレクターの津田氏や、シリーズ構成の小林靖子さん、音響監督の岩浪美和さんらは現在に至るまで一貫してシリーズに関わり続けているのだ。

 

 

一貫したキャスティング

 

TVシリーズ版は長期に渡って放送しているが、キャスティング面でも徹底している。

複数の部に跨って登場するキャラクターに関しては、基本的に最初に担当した声優が引き続き担当。

例えばPart2終盤に登場するジョセフの老年期も、放送当時はPart3のテレビアニメ化が決定していなかったため、若き日を演じた杉田智和氏がそのまま担当し、またPart3のテレビアニメ(=2nd Season)放映前に発売された『オールスターバトル』においても同様で、Part3版とサブキャラクターとして登場するPart4版といった各世代のジョセフを一貫して担当していた。

 

 

短所を無くすのではなく長所を伸ばす

 

なんといってもTVアニメシリーズ版の最大の特徴は、評価の分かれる原作のクセを無くすのではなく、むしろ誇張したことにあるだろう。

原作で特徴的な「ドッドッドッドッ」という効果音を、音だけでなくアニメでも活字で表現した。

これにより躍動感が増したのは言うまでもない。

またTVアニメシリーズのジョジョでは常識に捉われない色彩感覚にも注目だ。

『奇妙な冒険』というくらいの世界観なのだから、空が青くなきゃいけないわけがない。

ピンクや黄色の空があったって問題ない。

それこそがジョジョの奇妙な冒険の世界観なのだから。

 

 

敬遠されていたクセをあえて誇張することで大ヒットしたTVアニメシリーズ

 

前述した通りジョジョの奇妙な冒険のTVアニメシリーズ化は、それまでのOVAや劇場版とは真逆の道を行く手法であった。

ストーリーは原作に忠実。

クセのあるセリフや演出も、原作そのままかそれ以上に再現されている。

これが意外にもジョジョファンのみならず

、ファン以外にもおおいにウケた。

それは原作『ジョジョを知らない人たちに対してもで、TVアニメシリーズ『ジョジョの奇妙な冒険は大ヒットする。

ジョジョアニメ化の成功の裏には、今まで不利だと思われていた独特のクセを逆手に取った、見事なまでの戦略が隠されていたのだ。

 

 

 

【結果】

原作に忠実であることが成功の秘訣

 

 

代表的な例としてジョジョの奇妙な冒険を挙げたが、様々な作品を観てきた結果を鑑みると、アニメ化成功への大前提として、原作に忠実であることが挙げられる。

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST然り、進撃の巨人然り、大ヒットした作品は皆原作に忠実であった。

それもそのはずである。

原作がヒットしたからアニメ化するのだ。

原作が面白かったからアニメ化にも期待が高まり、だから視聴する。

それを原作ストーリーまで曲げてしまえば、いったい何を観せられているのかわかったものではない。

ヒットした原作のストーリーをそのままトレースすれば、原作と同じようにヒットすると考えるのがやはり妥当だと思われる。

 

 

 

だがしかし!

立ちはだかる尺の問題

 

 

それでもアニメ化で原作ストーリーがねじ曲げられる作品が後を絶たないのは、やはり尺の問題があると思われる。

例えば鬼滅の刃のように何クールにも渡って放送できる環境があるなら、原作のストーリーを忠実に再現もできるだろう。

だが1クール30分12話で終了してしまうようなアニメに、原作を忠実に再現しろというのはどだい無理な話である。

いくら原作が面白かろうが、制作費が足りなければすべてを描ききることはできないのだ。

運良くスポンサーの目に留まり、潤沢な制作費を得て、続編の制作まで確約されるのであれば良い。

だがほとんどの作品が、そうではない。

ストーリーを端折りながら与えられた尺の中に収めなければいけないのだ。

この辺りに制作陣の葛藤とジレンマが窺える。

 

 

 

原作ストーリーの扱い方が運命の分かれ道

 

 

すべての作品に長尺が許されているわけではない。

与えられた尺の中に収めて、なおかつ評価されなければそこで打ち切りとなってしまうだろう。

ならばどうするか?

答えはふたつである。

 

 

原作ストーリーを上手く端折る

 

ひとつ目の手段は、原作ストーリーを上手に掻い摘んで端折っていく方法だ。

見せ場となるシナリオをチョイスし、1クール内に収まるようにストーリーを掻い摘んで一度完結させる。

まずは作品の面白さを世に伝えることを目的とする。

そこでファンがつけば、たとえアニメが1クールで終わってしまっても、また違う展開が生まれてくるだろう。

現在はこの手法が大半を占めている。

 

 

原作通り忠実に描き続編を待つ

 

もうひとつの手段としては、あくまで原作ストーリーを貫き通す方法だ。

1クール内に収まるように多少の割愛は必要にはなるが、オリジナルシナリオを崩していないから続編へと繋げやすい。

だが視聴者からしてみれば、あまりに中途半端な形で完結したと思われてしまう危険性を孕んでいる。

本当はこちらの方法の方が作品にも制作陣にも易しいのだろうが、下手すれば原作の評価まで下がってしまうリスクを考えると、いざ実行するにはなかなかの勇気が必要だ。

 

 

 

では原作に忠実ではない作品はダメなのか?

 

 

原作ストーリーに忠実であることが成功の秘訣だと結論づけておいてなんなのではあるが…

1クール12話で終了してしまったアニメの中にも、面白い作品はいくらでもある。

それでもやはり原作ファンからは不評ではあるが、原作を知らなければそんなことは関係ない。

アニメの評価がすべてなのである。

だからたとえ1クール12話で終了した作品でも、興味を持てば臆さず観ることをおすすめする。

何クールも続いたアニメでも、駄作と思える作品だっていくらでもあるからだ。

実際に人気アニメだからと観始めたアニメの中で、途中で挫折し離脱した作品がたくさんある。

要するにアニメの、いやさあらゆる芸術作品の善し悪しなんて、結局は個人の好みの問題で良いのだと思う。

自分が面白いと感じたならそれが正義。

これからも自分が好きなものを、自分が好きなように感じていけたら、こんなに素晴らしいことはない。

 

 

 

 

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