地の時代から風の時代へ
時代の流れに影響を与える西洋占星術の世界では、2020年末に約200年に1度の大きな節目を迎えているらしい。
このごろ、さまざまなメディアで風の時代という言葉をよく耳にする。
ビジネス書で風の時代について語られた本がラインキング入りするなど、普段は占いに無関心だった人にも、見逃せないキーワードとなっている。
運勢を司る?
木星と土星による「グレート・コンジャンクション」とは
星というのは知らず知らずのうちに我々に様々な影響を与えると考えられている。
まさに、2020年12月22日、木星と土星が大接近するという星の配置によって時代が大きく変わった。
その対極とも言える2つの星が重なることは20年に1度起こる現象で、「グレート・コンジャンクション」と呼ぶ。
極端に言えば、良いことと悪いことが同時に起こるようなイメージらしい。
通常の星占いでは、占う対象の人の誕生した時のホロスコープを読むが、例えば年間の全体的な運勢を見る場合は、春分の日のホロスコープを読む場合もある。
今回でいうと、2020年12月22日のホロスコープでの話をしている。
2023年3月23日には、「破壊と再生の星」と言われる冥王星も山羊座から水瓶座に入り、2024年11月は完全に移動する。
2023年以降、風の時代がさらに本格化していくことになるだろう。
「グレート・コンジャンクション」は風の星座を順番に変えて起こり、2040年10月31日に天秤座、その次は2060年4月8日に双子座、その後も20年ごとに水瓶座→天秤座→双子座を繰り返す。
水の時代への移行は2159年12月21日の水のエレメントとなる蠍座での「グレート・コンジャンクション」となる。
つまり我々は、生きている間中ずっと風の時代を過ごすということになる。
風の時代の働き方とライフスタイル
約200年前の地の時代に入った時期を振り返ると、1820年の産業革命が象徴的だ。
地のエレメントには、物質・安定・現実的などといった性質がある。
つまり目に見える物質的なものを重要視していたのが、これまでの時代ということになる。
では今回の水瓶座=風のエレメントにはどんな性質があるかというと、情報・コミュニケーション・知性などといったキーワードが該当する。
これまで以上にインターネットは欠かせなくなり、現在は想像もつかないような斬新な使い方をするようになるかもしれない。
時代の変わり目は、その少し前から世の中に影響していますが、新型コロナウイルスにより、働き方が大きく変化したのは、風の時代のリハーサルといえるだろう。
自宅勤務で会社の場所にとらわれずに好きな場所で働く、副業でいくつもの肩書きを持つことなどが当たり前になってくる。
『大企業に就職すれば安泰』という時代は終わり、個人がポイントとなる風の時代。
これまで以上に自由な働き方が主流となり、会社員だとしても、自分の個性を活かした働き方をしていくことで自信を持って成功していける時代だということだ。
土の時代に重要だった物を所有するということも、これからは徐々に価値観が変わってくるだろう。
すでに、ミニマリストとして持ち物に執着をしない生き方が注目される。
サブスクリプション方式で物を持つよりも借りるということが主流になるなど、手放すことやシェアという感覚も風の時代らしい考え方といえる。
これからの時代は目に見えるものから見えないものに価値を置く時代となっていく。
これまで当たり前だと思っていた考え方やルールが崩壊していくので、怖いと思う人もいるかもしれないし、生きやすくなりそうと思う人もいるだろう。
いずれにしても、風の時代の性質を意識した生き方が今後は重要になってくるだろう。
明治維新は現代のコロナ禍だった
では第49回衆議院議員選挙は産業革命となり得るのか?
あまりスピリチュアル的な話は信用しきれない著者だが、まさに今、ゆっくりではあるが着実に時代は変わりはじめているのを実感している。
その理由はいくつかある。
今まで定石だと思われていた考え方が、通用しなくなってきている。
例えば他人の金メダルを噛んだ、馬鹿な名古屋市長がいた。
しかし一昔前だったら、あれほど叩かれただろうか?
もちろんお叱りは受けるだろうが、たとえふざけた謝り方でも昔なら謝りさえすればそれで終いだった気がする。
それが今では旧来の謝り方ですら通用しない。
芸能人の不祥事についても同様のことがいえる。
旧来の杓子定規の謝罪より、その人らしい個性を生かした謝罪の方が受け入れられやすいように思う。
判で押したように同じことするのではなく、気持ちを伝える姿勢が重要になってきている証拠だろう。
定石に囚われない一手で、古い思考を次々と打ち破り鬼神のような強さを見せている。
いや、強すぎる。
あの若さで竜王まで獲ってしまうのか?
次戦が楽しみだ。
歴史好きの観点からみても、明治維新はまさに地殻変動といえるほどの大きなうねりだったといえる。
よくよく考えると明治維新とは、現代でいうところの第49回衆議院議員選挙の若者の1票のようなものから始まっているような気がする。
長く続いた古い体制に疑問を抱いた、各地のひとりの力が集まって大きく熱いうねりとなった。
しかしそんな明治維新も始まりにしか過ぎない。
あくまでもキッカケでしかない。
その後の日本の変貌ぶりは教科書で習った通りだ。
何から何まで西洋式が導入されて、生活様式はガラリと変わった。
生活だけではない。
身分制度や宗教まで、本当に何から何まで変わっていくことになる。
それがいわゆる地の時代の始まりだったのだろう。
では風の時代と呼ばれる現代はどうだろう。
コロナ禍を明治維新に置き換えてみると、なるほどこれが風の時代かと思えてくる。
明治維新が地殻変動のような熱い大きなうねりだったとするなら、コロナ禍は静かにだが強く大きな風で一夜にして世界を一新してしまった。
コロナ禍は明治維新と同様、生活様式から価値観までがガラリと変えてしまったのだ。
ひとつ違うとすれば、熱いうねりではなく静かだが大きな風のような変化ということ。
この違いは意外と重要な気がする。
熱いうねりはよほどの鈍感でもない限り、誰にでも感じることができる。
しかし困ったことに風というものは、しっかり読まなければいきなり吹かれ反応することができない。
例えば第49回衆議院議員選挙。
少なからず若者の投票率が上がったとはいえ、すべての若者が政治に関心を示したわけではない。
もしかしたら今回の選挙で、投票という形で風に乗った若者はこれからも時代の流れを読めるし、相も変わらず無関係を決め込んだ若者は将来痛い目にあうかもしれない。
地殻変動はゆっくり起きる。
しかし風はいきなり強く吹くことがある。
常にあらゆる方向へアンテナをはり、敏感に情報をキャッチし、それを分析し行動できる人間がこれからの時代を生き抜いていける。
そんな気がする。
最後に今回の選挙結果を受けて考える
結果的には政府与党の勝利といえるだろう。
単独過半数はそう評価するに値する。
期待された投票率も芳しくなかった。
これにはいささかガッカリしたが、今さら何をいっても仕方のないことだ。
しかし局地的に強い風が吹いたのも事実だ。
東京8区の野党勝利を筆頭に、ゴリゴリの保守地盤にも野党は食い込んでいる。
大きなうねりでジワジワと変化していく地の時代と違って、風の時代では強い突風でいきなり変化するのかもしれない。
今回はその一端に過ぎない。
おそらくもうすぐ吹きつけるであろう今までよりさらに強い突風が、世の中を良い方向へと変えることを切に願う。
今はその風を待とう。
『ああ、アムロ…。時が見える…。』/ ララァ・スン(機動戦士ガンダム)
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